FILTERiT5: Live ボーダー

インデクス ] [ ライブ( Live )機能全般

 

概要:

選択オブジェクト(パスまたはテキストおよびそのグループ)の輪郭より外側または内側にボーダーを付けます。
ボーダーの幅はオブジェクトの線幅で、階調はオブジェクトの線と塗りのカラーで決まります。(指定の無い場合はデフォルト値を採用)
適用後のライブオブジェクトを編集すれば、それに合わせて視覚効果は自動的に更新されます。
この効果は Illustrator の「アクション」に対応しています。アクションについては「Live プラグイン全般」のページをお読みください。

基本操作例:

サンプルファイル live_border_01.ai 参照
  1. 「 Illustrator >ファイル>新規…」メニューで新規書類(単位は pt )を開く。
  2. 「 Illustrator >ウィンドウ> FILTERiT5 > Live ボーダー」メニューを選択する。 「FILTERiT5: Live ボーダー」というタイトルのパネルが開く。
  3. 書類上に「FILTERiT5」とタイプしたテキストオブジェクト(スタイルは太め)を配し、フォントサイズを 72 pt、塗り色は白、線色は赤、線幅を 6 pt とする。ボーダーの幅はオブジェクトの線幅で、階調はオブジェクトの線と塗りのカラーで決まります。
  4. テキストオブジェクトを選択状態にする。
  5. パネル・メニュー(パネル右上)から「初期設定」を選択する。
  6. パネルの「適用」ボタンをクリックする。
  7. 書類上のテキストオブジェクトを変更してみる。
  8. 次項を参照してパネルの設定項目を変更してみる。

パネルの設定項目について:

[位置]ラジオボタン
ボーダーの位置を「外側」と「内側」のどちらにするかを指定します。

注意:ボーダーの幅はオブジェクトの線幅で、階調はオブジェクトの線と塗りのカラーで決まります。(指定の無い場合はデフォルト値を採用)

[階調カーブ(%)]値入力/ボタンとスライダー
ボーダーの階調変化のカーブを指定します。ベース色(線色)とハイライト色(塗り)の段階的混合比を決めます。-100%(逆円弧)、0%(直線)、100%(円弧)の3つ場合のアイコン・ボタンを設けてありますが、それ以外の場合は比例配分した階調カーブになります。
「階調の反転」をチェックすると階調カーブの方向が逆になります。ボタンのアイコンも変化します。

[コントラスト(%)]値入力/スライダー
ベース色(線色)とハイライト色(塗り)の対比の強弱を決めます。

[自動線スタイル]チェックボックス
線のスタイルとして「線端: 丸形線端」「角の形状: ラウンド結合」にします。

[自動階調/指定ステップ]ポップアップリスト
ボーダーの階調密度を決めます。自動階調(高密度、中密度、低密度)または「指定ステップ」で任意の密度を選択できます。「指定ステップ」の場合は「ステップ数」を入力してください。

[扁心量(%)]値入力
ボーダーの 扁心量を指定します。通常は 0 を指定してください。

[扁心方向(%)]値入力/円形スライダー
ボーダーの扁心方向を指定します。

[シャドウ]グループ
「光源の方向」と逆の領域に影の階調がつきます。「濃度」で影の濃さ、「オフセット」で元パスと影部分のずれを指定します。

[ライブアップデート]チェックボックス
選択時にはパネル設定項目の変更をリアルタイムに効果に反映します。通常は選択状態にしておいてください。

[適用]ボタン
オブジェクト選択時に有効になります。クリックで当 Live 効果が適用されます。
一度ライブオブジェクトにすれば、オブジェクト編集や設定変更をごとに適用ボタンをクリックする必要はありません(「ライブアップデート」選択時)。

[拡張]ボタン
ライブオブジェクトの視覚効果を残したまま通常のグループにします。 Live 機能は消失します。

[解除]ボタン
ライブオブジェクトを効果適用前の状態に戻します。

[パネル・メニュー](パネルタイトル右端位置)
パネルの設定を初期状態(デフォルト)にすることができます。また現在の設定に名前を付けて保存しプリセット・メニュー項目としてここに追加できます。
プリセット・メニューの使い方については「プリセット・メニュー」のページをお読みください。