Live 効果全般:
- 前バージョン FILTERiT4 での Live 効果を適用する際にはテキストオブジェクトをアウトライン化する必要がありましたが、FILTERiT5 ではテキスオブジェクトの状態から適用することができます。
- オブジェクトに回転や拡大縮小操作をともなう効果(Live サークルなど)において、オブジェクトのストロークのグラデーション指定にも対応しました。
- カラーの変化をともなう効果(Live トレイルなど)において、基オブジェクトがグレー・カラーモードの場合は、必要に応じて CMYK もしくは RGB カラーに自動変換するようにしました。
- オブジェクトの塗りと線の両指定が必須の効果(Live ネオンなど)において、それらが未指定の場合でもデフォルト値を与えて効果を適用するようにしました。
- 変換などの中心点を示す十字標識(Live サークルなどで)はパスからガイドによる構成に変更しました。
Live 3Dパス:
前バージョン FILTERiT4 の「Live 3D変換」サブメニューにあった各変換メニューの機能に相当します。
前バージョンでは変換スタイルごとにメニューと専用パネルを持っていました。FILTERiT5 ではそれらを統合して単一パネルとし名称を「Live 3Dパス」に改めました。変換スタイルはパネルから選択します。これにより異なるスタイルに即座に変更することができるようになりました。また、この効果と併用する「3D回転ツール」は Illustrator のツールバーから本体パネル上に移動して操作性を高めました。
Live シンボル・パス:
< シンボル・インスタンスを精密に配置 >
前バージョン FILTERiT4 「メタブラシ ツール」に似ていますが、その機能のいくつかを継承しつつ Live 効果として新生しました。(「メタブラシ ツール」は廃止)
「メタブラシ ツール」では書類上の任意の選択パスを配置要素としていましたが、「Live シンボル・パス」ではその名の通り Illustrator の「シンボル」パネルで選択されたシンボル(ひとつ以上)のインスタンスを配置要素とします。このときの配置先は選択中のパスやテキストです。それらの輪郭に沿ってシンボル・インスタンスを非常に精密に配置できます。
Live タイリング:
FILTERiT5 ではレンガ状にずらして配置することが可能になりました。
作成した配置タイルのユニットはパターンとして Illustrator の「スウォッチ」パネルに追加することもできます。不規則な並びのユニットも精密につなぐことができます。
前バージョン FILTERiT4 のものとの互換性については「前バージョン FILTERiT4 オブジェクトの移行と変換」をお読みください。
Live ネオン/ボーダー:
「Live ネオン」では「発光」オプションによってネオン管の周囲に光輝くような階調を付けることができます。階調のカーブやコントラストもコントロールできます。
「Live ネオン」、「Live ボーダー」ともに「自動線スタイル」オプションを選んでおくと効果が「角の形状: ラウンド結合」「先端: 丸形」で仕上がるようにしました。
Live エクスプロージョン:
FILTERiT5 では放射形状の内側または外側に向かって徐々に、あるいはランダムに透明化できます。
Live トレイル:
FILTERiT5 ではパラメータのタイトルの一部を変更し、変換の中心点をクロス・ガイドで表示できるようにしてパラメータの遷移と操作の結果との対応関係をつかみやすくしました。
また、基オブジェクトがグレー・カラーモードの場合は、必要に応じて CMYK もしくは RGB カラーに自動変換するようにしました。
これにより FILTERiT4 にあった「トレイル ツール」は廃止しました。
ウェーブ効果:
ウェーブ ツールの効果版とも言えるものですが、こちらはテキストオブジェクトに直接適用可能であることや適用後にもアピアランスの調整やスタイルの変更ができることが特徴です。
→ ウェーブ 効果
レンズ効果:
レンズ ツールの効果版とも言えるものですが、こちらはテキストオブジェクトに直接適用可能であることや適用後にもアピアランスの調整やスタイルの変更ができることが特徴です。
→ レンズ 効果
ワープ効果:
ワープ ツールの効果版とも言えるものですが、こちらはテキストオブジェクトに直接適用可能であることや適用後にもアピアランスの調整やスタイルの変更ができることが特徴です。
→ ワープ 効果
フラクタライズ効果/フィルタ:
FILTERiT5 ではジェネレータの水平軸/垂直軸反転やその他のオプション、パラメータが増えています。また精度が大幅に向上しました。
前バージョン FILTERiT4 のものとの互換性については「前バージョン FILTERiT4 オブジェクトの移行と変換」をお読みください。
なお、「フィルタ」版は残してありますが「効果」の方を利用することをお勧めします。
ヘルプ:
ヘルプパネルおよびヘルプの表示方法や機能を大幅に変更しました。