概要:
選択オブジェクト(パスまたはテキストおよびそのグループ)に対して22種類のエンベロープカーブ(包絡線)に沿った変形ができます。
基オブジェクトを再編集できて効果は自動的に更新されます。
Illustrator の「アピアランスを分割」コマンドや「ブレンド」コマンドなども有効です。
Illustrator の「グラフィックスタイル」パネルに登録できます。
ヒント: 扇形エンベロープが必要な場合は「FILTERiT5: Live 3D パス」をご使用ください。※ Illustrator のツールバーにある「FILTERiT5: ワープ ツール」には「トレース」オプションがあります。
基本操作例:
- 「 Illustrator >ファイル>新規…」メニューで新規書類(単位は pt )を開く。
- 書類上に「FILTERiT5」とタイプしたテキストオブジェクトを配し、フォントサイズを 72 pt 、線無しとする。
- テキストオブジェクトを選択する。
- 「 Illustrator >効果> FILTERiT5 > ワープ...」メニューを選択する。「FILTERiT5: ワープ 効果」というタイトルのダイアログボックスが開く。
- 「 FILTERiT5: ワープ 効果」というタイトルのダイアログボックスが開く。開くと同時に効果が適用されます。
- ウィンドウ左下にあるポップアップリストから「初期設定」を選択する。「プレビュー」はチェックされていることを確認する。
- 「曲げ」と「中心のオフセット」の設定を変えて効果を確認する。
- 「OK」ボタンをクリックしてウィンドウを閉じる。
- Illustrator の「文字」パネルを用いてテキストオブジェクトの文字属性を変更してみる。
- Illustrator の「アピアランス」パネルを開く。
- 効果適用済みテキストオブジェクトを選択して、「アピアランス」パネルの「FILTERiT5: ワープ…」のエントリをクリックする。
- 選択オブジェクト作成時の設定で 「FILTERiT5: ワープ 効果」ダイアログボックスが開きます。
- 次項を参照してウィンドウの設定項目を変更してみる。
サンプルファイル effect_warp_01.ai 参照
注意:この効果は塗りや線指定より後に適用されるタイプです。 Illustrator の「アピアランス」パネルで適用後のエントリ順をご確認ください。
ヒント: 効果を取り消すには「アピアランス」パネルで「FILTERiT5 ワープ…」のエントリを削除します。
ウィンドウの設定項目について:
[スタイル]アイコン付きラジオボタン/ラジオボタン
22種類のエンベロープカーブ(包絡線)からひとつを選びます。変形の方向は「水平方向」か「垂直方向」ラジオボタンで決めます。[遠近感]チェックボックス
前後方向に立体感を付けたい場合にチェックします。ただし変形のスタイルによっては使用できないものもあります。[マージン(%)]値入力
選択オブジェクトのサイズに対してこの比率分だけ両端に余白を見込んでの変形になります。特に端の変形が強すぎる場合に設定すると有効です。[曲げ(%)]値入力
変形の強さの度合いを対オブジェクトサイズで指定します。[中心のオフセット(%)]値入力
変形の中心からのずれを対オブジェクトサイズで指定します。[プレビュー]チェックボックス
選択時にはウィンドウ設定項目の変更をリアルタイムに効果に反映します。通常は選択状態にしておいてください。[OK]ボタン
効果を決定してウィンドウを閉じます。[キャンセル]ボタン
効果をキャンセルしてウィンドウを閉じます。[ウィンドウメニュー](ウィンドウ左下位置)
ウィンドウの設定を初期状態(デフォルト)にすることができます。また現在の設定に名前を付けて保存しプリセット・メニュー項目として追加できます。
プリセット・メニューの使い方については「プリセット・メニュー」のページをお読みください。