FILTERiT5: プリセット・メニュー

インデクス

 

概要:

プリセット・メニューを利用すれば、FILTERiT5 の各機能ごとの様々な設定内容に名前を付けて保存し、メニュー項目としていつでも簡単に再生できるようになります。
プリセット・メニューは、FILTERiT5 の設定ウィンドウごとにそのスタイルによって次の場所にあります。

Live 機能またはツールのパネルウィンドウの場合: パネルタイトル右端のメニュー
効果またはフィルタのダイアログボックスの場合: ウィンドウ左下のポップアップメニュー

上記メニューをプレスすると上から順に、「初期設定」/「プリセットを編集…」/「(登録済みのプリセット)」/「このプラグインについて...」の項目が表示されます。
「初期設定」を選ぶと、 FILTERiT5 の設定ウィンドウの内容が初期状態になります。「プリセットを編集...」と「このラグインについて...」の間に登録済みのプリセットが(あれば)列挙され、それのひとつを選ぶことによりその登録内容で親ウィンドウの設定項目がセットされます。
プリセットの登録、更新、削除などのプロセスをおこなうには、「プリセット編集...」を選びプリセット・ダイアログボックスを開きます。
プリセット・ダイアログボックスのリストには現在登録中のプリセットのエントリが表示されます。またウィンドウ下端には左から「選択プリセットをエクスポート」、「外部プリセットからインポート」、「新規プリセットを追加」、「選択プリセットを削除」のアイコンボタンがあります。

<パネルの例(macOS)>


各プロセスごとの使い方は次の通りです。

プリセットの追加:

「新規プリセットを追加」アイコンボタンをクリックします。ダイアログボックスが開きますので、適当なプリセット名を入力してください。現在の設定をその名称で保存します。 OK ボタンを押すと、リストの末尾に登録したプリセットが追加されます。これにより親ウィンドウのプリセット・メニューも更新されます(以下の変更についても同様)。

プリセットの適用:

リスト中のプリセットのエントリをダブルクリックします。親ウィンドウの設定項目がその内容でセットされます。親ウィンドウからプリセット・メニュー項目を選ぶのと同じ結果がもたらされます。

プリセットの更新:

目的のプリセット(リスト・エントリ)のひとつを選択(強調表示)し、option(alt)キーを押しながらクリックします。選択したプリセットを、現在の親ウィンドウの設定内容で書き換えます。確認のダイアログボックスが開きますが、そこでエントリ名を変更することもできます。
注意 : このとき保存される設定内容は、現在の親ウィンドウのものです。もしプリセットの名称だけ変更したい場合には、必ず前項「プリセットの適用」の操作をおこなってそのプリセット内容を親ウィンドウに読み込んでおいてください。

プリセットの削除:

目的のプリセット(リスト・エントリ)を選択状態(※)にし、「選択プリセットを削除」アイコンボタンをクリックします。
※ shift キーまたは command キー(Windows では Ctrl キー)による複数選択可

リスト・エントリの並び替え:

Windows 版ではこの操作の前に「ドラッグによる行の入れ替え」をチェックしておいてください。
プリセット(リスト・エントリ)のひとつを選択し、目的の位置へドラッグ移動してください。プリセットの並び順が入れ替わります。

プリセットのインポート/エクスポート:

まず、 FILTERiT5 の機能ごとのプリセット用ファイルの保存場所などについて説明します。
プリセット用ファイルは「FILTERiT5 User Settings」という名称のフォルダに保存されます。「FILTERiT5 User Settings」フォルダは 次の場所にあります。


Mac: ユーザの「書類(Documents)」フォルダ内
Windows: ユーザの「ドキュメント(Documents)」フォルダ内


「FILTERiT5 User Settings」フォルダとその内容は異なる OS または Illustrator 間で共用できます。
FILTERiT5 の全てのプリセット内容を初期状態に戻したい場合は、使用中の Illustrator をいったん終了し、「FILTERiT5 User Settings」フォルダを改名するか、または上記場所から他へ移動するか、または削除してください。次回 Illustrator 起動時に再度初期状態で作成されます。

プリセットのインポート(他のプリセットフォルダからの読み込み)
「外部プリセットからインポート」アイコンボタンをクリックします。インポート元のフォルダを指定するダイアログボックスが開きます。他のユーザの「FILTERiT5 User Settings」フォルダか、または別途バックアップ保管しておいた「FILTERiT5 User Settings」フォルダに準ずるフォルダを選んでください。
適正なフォルダを選択すると新たなウィンドウが開き、現在使用中の FILTERiT5 の機能に適合する(インポート可能な)プリセットのリストが表示されます。インポートしたいプリセットのエントリを選択し、 OK ボタンをクリックしてください。現在のプリセット編集ウィンドウのリストの末尾に選択したプリセットが追加されます。

<旧版 FILTERiT4 プリセットのインポートについて>
FILTERiT5 であらたに設けられた「Live シンボル・パス、レンズ/ワープ/ウェーブ 効果」以外のものならばプリセットのインポートができます。*
上記「プリセットのインポート」と同じ手順で、インポート元のフォルダとして FILTERiT4 のプリセットフォルダ「FILTERiT4 User Settings」またはバックアップしておいた「FILTERiT4 User Settings」フォルダに準ずるフォルダを選んでください。

* FILTERiT4 の変換スタイルごとの「Live 3D変換」パネルは単一の「Live 3D パス」パネルに統合されましたが、スタイルごとにプリセットをインポートできます。
* 「Live タイリング」では仕様変更のためタイル間のスペースに差が生じます。また 「 フラクタル化 効果/フィルタ」 の「ひずみ」 設定は仕様変更のため再現できません。
* FILTERiT4「メタブラシ ツール」のプリセットはFILTERiT5「Live シンボル・パス」とは互換性がないため使用できません。

プリセットのエクスポート(他のプリセットフォルダへの書き出し)
エクスポートしたいプリセット(リスト・エントリ)を選択状態にし(※)、「選択プリセットをエクスポート」アイコンボタンをクリックします。エクスポート先のフォルダを指定するダイアログボックスが開きますので、他のユーザの「FILTERiT5 User Settings」フォルダやバックアップしておいた「FILTERiT5 User Settings」フォルダに準ずるフォルダを選んでください。
OK ボタンをクリックすると、選択したプリセットファイルのエクスポートが完了します。
※ shift キーまたは commandキー( Windows では Ctrl キー)による複数選択可