FILTERiT5: Live 3Dパス, パート2

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概要:

ここでは「Live 3Dパス, パート1」でのパネル左側「設定値1」…「設定値4」の具体的内容について変換種ごとに説明します。

注意:各設定値は適用オブジェクトの変化の様子をみながらゆっくりと増減することをお勧めします。

回転:

オブジェクトに座標軸廻りの回転を与えます。
他の変換種の中でも回転は可能ですが、「中心(%)」の設定(回転ツールで option / alt ドラッグ)で原点を自由に変えられます。

サンプルファイル live_3dpath_01.ai 参照(以下同)

ツイスト:

X軸廻りにひねるような効果を与えます。
「角度」でひねり角を指定します。
「中心(%)」の設定(回転ツールで option / alt ドラッグ)で変換の中心を決めます。

扇形:

扇形に変形します。
「中心角」は扇の要にあたる点を中心とする開き角です。
「半径の増加率」は中心角の一回転(360°)あたりに半径をどれだけの割合で増加させるかを示します。変形前のオブジェクトのバウンディングボックスの高さの割合で指定します。
「中心(%)」の設定(回転ツールで option / alt ドラッグ)で変換の中心を決めます。

スクリュー:

扇形から派生したフィルタで、Z 軸方向の引っ張り量を指定できますので、ねじ状の変形ができます。
「回転角」でねじり角を指定します。
「半径の増加率」は回転角の一回転(360°)あたりに半径をどれだけの割合で増加させるかを示します。元のオブジェクトのバウンディングボックスの高さの割合で設定します。
「Z値の増加率」は回転角の一回転(360°)あたりに回転方向と垂直の方向にどれだけ移動するかを示します。元のオブジェクトのバウンディングボックスの高さの割合で指定します。
「ツイスト」で回転しながらのツイスト角を指定できます。これはキリモミのような効果を与えます。
「中心(%)」の設定(回転ツールで option / alt ドラッグ)で変換の中心を決めます。

スピン:

旋回する効果を与えます。
「角度」で旋回角を設定します。
「サイクル」が1のときは単方向に指定角だけ旋回しますが、2以上のときには回数に応じ指定角だけ旋回方向を反転します。
「中心(%)」の設定(回転ツールで option / alt ドラッグ)で変換の中心を決めます。

ウェーブ(水平垂直):

水平垂直( XY 軸)方向に正弦波状に変形します。
「水平振幅」は水平方向の波の振幅をオブジェクトのバウンディングボックスの幅の割合で示します。
「水平サイクル」は水平方向の波の周期です。
「垂直振幅」は垂直方向の波の振幅をオブジェクトのバウンディングボックスの高さの割合で示します。
「垂直サイクル」は垂直方向の波の周期です。
「中心(%)」の設定(回転ツールで option / alt ドラッグ)で変換の中心を決めます。

ウェーブ(前後):

前後( Z 軸 )方向に正弦波状に変形します。
「水平振幅」は水平方向の波の振幅をオブジェクトのバウンディングボックスの幅の割合で示します。
「水平サイクル」は水平方向の波の周期です。
「垂直振幅」は垂直方向の波の振幅をオブジェクトのバウンディングボックスの高さの割合で示します。
「垂直サイクル」は垂直方向の波の周期です。
「中心(%)」の設定(回転ツールで option / alt ドラッグ)で変換の中心を決めます。

ウェーブ(同心円):

これも前後 ( Z 軸 )方向に正弦波状に変形しますが、指定の中心から放射状に変形します。
以下の説明の「半径」とはオブジェクトのバウンディングボックスの対角線長さの 1/2 のことです。
「振幅」は半径の割合で示します。
「サイクル」は波の半径方向の周期です。
「位相」は波の半径方向のずれです。
「中心(%)」の設定(回転ツールで option / alt ドラッグ)で変換の中心を決めます。

球面:

球面に変形します。
ここではこの球面を地球儀に例えて説明します。
「中心角」は東西経度方向の開き角です。
「中心角」が 360°、「北緯」「南緯」とも90°、「高さ」が 100% のときは完全な球面になります。そこから、「北緯」を 90°より小さくすると北極付近に穴が空いた形状になります。「北緯」が 0°のときは南半球だけの形状になります。
「南緯」を 90°より小さくすると南極付近に穴が空いた形状になります。「南緯」が 0°のときは北半球だけの形状になります。
「高さ」が 100% より小さいと南北方向に縮み、100%より大きいと南北方向に伸びます。マイナス値にすると南北が入れ替わります。
「中心(%)」の設定(回転ツールで option / alt ドラッグ)で半径を決めます。

輪環面:

浮輪状に変形します。
「中心角1」は輪を形成する角です。360°のとき完全な輪になります。
「中心角2」は環を形成する角です。360°のとき完全な環になります。
「シフト角」で環を形成する際の角の開始位置を決めます。
「高さ」が 100% より小さいと輪と垂直の方向に縮み、100% より大きいと伸びます。マイナス値にすると反転します。
「中心(%)」の設定(回転ツールで option / alt ドラッグ)の垂直位置「H」で輪の半径を、水平位置「V」で環の半径を決めます。

らせん環面:

輪環面から派生したフィルタで、環の断面をらせん状に延ばします。
「中心角1」は輪を形成する角です。360°で一回転になります。
「中心角2」は環を形成する角です。360°のとき完全な環になります。マイナス値にすると反転します。
「シフト角」で環を形成する際の角の開始位置を決めます。
「Z値の増加率」は中心角1の一回転(360°)あたりに回転方向と垂直の方向にどれだけ移動するかを示します。元のオブジェクトのバウンディングボックスの高さの割合で指定します。
「中心(%)」の設定(回転ツールで option / alt ドラッグ)の垂直位置「H」でらせんの半径を、水平位置「V」で環の半径を決めます。

円筒・円錐面:

扇形から派生したフィルタで、変換前の x 軸廻りの回転角が 90°の場合に円筒面に、 0°を超え 90°未満のときに円錐面になります。
「高さ」が 100% より小さいと中心軸と垂直の方向に縮み、100% より大きいと伸びます。マイナス値にすると反転します。
扇形でもこの変形が可能ですが、便宜上これを独立させています。
「中心(%)」の設定(回転ツールで option / alt ドラッグ)で変換の中心を決めます。