概要:
選択中のパスの一部を指定の方法で移動します。
ドラッグ開始とともに現れる円形領域内が移動の対象になります。
基本操作方法:
サンプルファイル tool_broom_01.ai 参照
4種類の移動方法を表すアイコンボタンからひとつを選びます。移動の種類は左から順に「自由移動」「ダイナミック移動」「つまみ移動」「旋回移動」ですが、それぞれ次の特徴があります。
自由移動:
任意方向に1回のドラッグで1通りの移動ができます。
ダイナミック移動:
任意方向にドラッグの仕方により移動がダイナミックに変化します。ドラッグの速さや揺れの加減をいろいろと変化させて試してください。
つまみ移動:
上方向ドラッグで膨張移動、下方向ドラッグで収縮移動します。
旋回移動:
領域の中心まわりに旋回移動を加えます。「抵抗」は移動の中心に対してその周辺が抗う度合いを1~5の5段階で指定します。数値が大きいほど抵抗が強くなります。一般に抵抗が大きいときは領域境界付近の移動がなだらかになります。
ドラッグ中に option / altキーを押している間だけ領域サイズを変更できるモードになります。パネルで数値を入力してサイズを決めることもできます。
注意:移動はオブジェクトのグループ単位です。
「トレース」をチェックした状態でドラッグすると、次のモードに応じて移動の軌跡を残すことができます。ただし「ダイナミック移動」で使用できるのは「ドラッグにしたがって」だけです。(往復の場合の帰りのトレースは行きにそのまま重なるように記録されます。
・ドラッグにしたがって ー 元パスから順次、指定「間隔」ごとに軌跡を記録して結果に残します。
・片道/往復を等速で ー 元パスとドラッグによる最終形状のあいだを指定「ステップ」分だけ形状と位置を等速的に比例配分した軌跡を結果に残します。
・片道/往復を加速して ー 元パスとドラッグによる最終形状のあいだを指定「ステップ」分だけ形状と位置を加速的に比例配分した軌跡を結果に残します。
・片道/往復を減速して ー 元パスとドラッグによる最終形状のあいだを指定「ステップ」分だけ形状と位置を減速的に比例配分した軌跡を結果に残します。ヒント:トレース指定時に commandキーを押しながらマウスボタンを離すとトレース結果は1軌跡ごとにレイヤーに分配されます。
「パネル・メニュー」(パネルタイトル右端位置)によってパネルの設定を初期状態(デフォルト)にすることができます。また現在の設定に名前を付けて保存しプリセットメニューとしてここに追加できます。
プリセットメニューの使い方については「プリセットメニュー」のページをお読みください。