概要:
選択オブジェクト(パスまたはテキストおよびそのグループ)に浮き彫りにしたような効果を与えます。
適用後のライブオブジェクトを編集すれば、それに合わせて視覚効果は自動的に更新されます。
この効果は Illustrator の「アクション」に対応しています。アクションについては「Live プラグイン全般」のページをお読みください。
基本操作例:
サンプルファイル live_emboss_01.ai 参照
- 「 Illustrator >ファイル>新規…」メニューで新規書類(単位は pt )を開く。
- 「 Illustrator >ウィンドウ> FILTERiT5 > Live エンボス」メニューを選択する。 「FILTERiT5: Live エンボス」というタイトルのパネルが開く。
- 書類上に幅 600 pt 高さ 300 pt の長方形を描き、塗り色はグレイ 50 % 、線は無指定とする。さらにこの長方形をロックしておく。
- 長方形の中央に「FILTERiT5」とテキストオブジェクト(スタイルは太め)を配し、フォントサイズを 72 pt、塗り色はグレイ 50 % 、線は無指定とする。(長方形と同色)
- テキストオブジェクトを選択状態にする。
- パネル・メニュー(パネル右上)から「初期設定」を選択する。
- パネルの「適用」ボタンをクリックする。
- 「光源の方向(°)」のスライダーを操作してみる。
- 書類上のテキストオブジェクトを変更してみる。
- 次項を参照してパネルの設定項目を変更してみる。
パネルの設定項目について:
[スタイル]ポップアップリスト
エンボスのスタイルとして次のひとつを指定します。
通常 - ハイライト部と陰影部の両方を付けます。
明部のみ - ハイライト部だけを付けます。
暗部のみ - 陰影部だけを付けます。[コントラスト]値入力
明暗の強弱を指定します。[オフセット]値入力
明暗部の大きさを指定します。[光源の方向(°)]値入力
明暗の生じる方向指定します。「反転」チェックボックスで現在の方向を即時に逆転できます。[ステップ数]値入力
この値を増やすと明暗に階調ができてエッジがソフトになります。[ライブアップデート]チェックボックス
選択時にはパネル設定項目の変更をリアルタイムに効果に反映します。通常は選択状態にしておいてください。[適用]ボタン
オブジェクト選択時に有効になります。クリックで当 Live 効果が適用されます。
一度ライブオブジェクトにすれば、オブジェクト編集や設定変更をごとに適用ボタンをクリックする必要はありません(「ライブアップデート」選択時)。[拡張]ボタン
ライブオブジェクトの視覚効果を残したまま通常のグループにします。 Live 機能は消失します。[解除]ボタン
ライブオブジェクトを効果適用前の状態に戻します。[パネル・メニュー](パネルタイトル右端位置)
パネルの設定を初期状態(デフォルト)にすることができます。また現在の設定に名前を付けて保存しプリセットメニュー項目としてここに追加できます。
プリセットメニューの使い方については「プリセットメニュー」のページをお読みください。