FILTERiT5: 効果/フィルタ機能全般

インデクス

 

概要:

FILTERiT5 の効果機能は「Illustrator >効果> FILTERiT5 > …」メニューにあります。

オブジェクト(パスまたはテキストおよびそのグループ)を選択して各メニューを選ぶと、「FILTERiT5: … 効果」のタイトルを持つダイアログボックスが開きます。
FILTERiT5 の効果機能は、Illustrator 標準機能の「効果」と同じメカニズムを使って開発されたものです。
FILTERiT5 の効果を適用したオブジェクトでは、基オブジェクトを再編集できて効果は自動的に更新されます。

注意:このうち「ワープ/ウェーブ/レンズ 効果」は Illustrator のツールバーにある「FILTERiT5: ワープ/ウェーブ/レンズ ツール」と類似の機能ですが、トレース機能はありません。また「レンズ 効果」には「レンズ ツール」にある「トーンレンズ」オプションはありません。 FILTERiT5 効果の特徴については各効果のヘルプをお読みください。

FILTERiT5 の「フラクタル化」効果と同名のフィルタ機能は「 Illustrator >オブジェクト>フィルタ> FILTERiT5 」メニューにありますが、効果の方をお勧めします。フィルタを作用させた結果は効果のように動的ではありません

※ 各ページの説明にある「バウンディングボックス」とはオブジェクトを囲む最小長方形(線指定は考慮しない)のことです。テキストの場合は全字形を囲む最小長方形を指します。

共通インターフェイス:

FILTERiT5 効果/フィルタ・ダイアログボックスには次の共通インターフェイスがあります。

[OK]ボタン
設定を決定します。
「効果」メニューのものは、optionキー(Mac)またはAltキー(Windows)を併用すれば、結果のライブオブジェクトにIllustratorのメニューコマンド「オブジェクト>アピアランスを分割」を適用します。ただし、結果のライブ効果は失われます。

[キャンセル]ボタン
設定をキャンセルします。

[プレビュー]チェックボックス
設定の変更をリアルタイムにオブジェクトに反映します。通常はチェックしておいてください。

[?]ボタン
ダイアログボックスの右側が拡張してヘルプビューが現れます。これはヘルプパネルでの表示の代替機能です。
ヘルプ内のリンクのジャンプ先から戻るには余白を右クリックして「戻る」メニューを選ぶか、または「?」ボタンで一旦閉じて再表示してください。

[ウィンドウ・メニュー](ウィンドウ左下にあるプルダウンメニュー)
プリセットメニュー項目があります。プリセットメニューを利用すれば、様々な設定内容に名前を付けて保存しメニュー項目としていつでも簡単に再生できます。
プリセットメニューの使い方については「プリセットメニュー」のページをお読みください。
「このプラグインについて…」メニュー項目を選択すると使用中の FILTERiT5 のバージョンを確認できます。

注意:FILTERiT5 効果(非フィルタ)オブジェクトのあるファイルを FILTERiT5 がインストールされていない Illustrator で開くと、「...削除または分割・拡張以外の操作を実行できない」旨の警告がでますがエラーではありません。必要なら「 Illustrator >オブジェクト>アピアランスを分割」メニューコマンドによって分割してください。分割しても視覚効果は有効で、その後アラートは現れません。出稿時などには FILTERiT5 効果オブジェクトは前もって分割しておくことをお勧めします。

ヒント1:オブジェクトがどの効果(非フィルタ)で作成されたかは Illustrator の「アピアランス」パネルで確認できます。
また「アピアランス」パネルの「 FILTERiT5: …」効果のエントリをクリックすると選択中のオブジェクトの設定で専用ダイアログボックスが開きます。

ヒント2Illustrator>環境設定>一般>「線幅と効果も拡大・縮小」オプションにも対応しています。
これにより効果を適用したオブジェクトのバウンディングボックスを拡大・縮小した場合に、アピアランスも同率で拡大・縮小されます。(相似形を保ちます)