概要:
選択オブジェクト(パスまたはテキストおよびそのグループ)の指定の範囲を切り取って鏡像回転したように複製します。また回転する主軸を中心とする反転鏡映も含めることができます。
基オブジェクトを再編集できて効果は自動的に更新されます。
基本操作例:
- 「 Illustrator >ファイル>新規…」メニューで新規書類(単位は pt )を開く。
- 「 Illustrator >ウィンドウ> XtreamPath2 > Live 回転ミラー」メニューを選択する。 「XtreamPath2: Live 回転ミラー」というタイトルのパネルが開く。
- 書類上に幅 50 pt 、高さ 100 pt の縦長の楕円を描き、塗り色は白、線色は黒、線幅は 1 pt とする。
- 楕円を選択状態にする。
- パネル・メニュー(パネル右上)から「初期設定」を選択する。
- パネルの「適用」ボタンをクリックする。
- 書類上の楕円の径、塗り、線の属性などを変更してみる。
- 次項を参照してパネルの設定項目を変更してみる。
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サンプルファイル live_rotatemirror_01.ai 参照
パネルの設定項目について:
[反転ミラー]チェックボックス
このオプションを選択すると、クリップ領域の、回転する主軸を中心とする反転鏡映を生じます。反転鏡映を含めた回転コピーになりますのでクリップ領域の開き角が半分になります。[回転軸の数]値入力
回転コピー数を指定します。[クリップ領域]グループ
回転のユニットを構成する領域に関してそのクリッピング方法や位置、傾きなどを指定します。領域の開き角は回転軸の数および「反転ミラー」オプションが選択されているか否かで決まります。「クリッピング」で実際に切り取るかそのままか、あるいはマスクによるかを選択します。位置は選択オブジェクトのサイズ相対で指定します。「フリップ」オプションを選択すると領域は主軸を中心に反時計まわり方向に反転します。
操作時はなるべく「境界を標示」オプションを選択状態にしておいてください。領域やその中心はガイドで標示していますので Illustrator の「環境設定」で色を変更できます。
「リセット」ボタンはクリップ領域グループ内の設定を初期状態に戻します。このとき Shift キーを押し下げているとクリックの度にリセット領域を反時計回りに移動します。 Shift + Option/Alt キーでこの移動方向を反転します。[ライブアップデート]チェックボックス
選択時にはパネル設定項目の変更をリアルタイムに効果に反映します。通常は選択状態にしておいてください。[適用]ボタン
オブジェクト選択時に有効になります。クリックで当 Live 効果が適用されます。
一度ライブオブジェクトにすれば、オブジェクト編集や設定変更をごとに適用ボタンをクリックする必要はありません(「ライブアップデート」選択時)。[拡張]ボタン
ライブオブジェクトの視覚効果を残したまま通常のグループにします。 Live 機能は消失します。[解除]ボタン
ライブオブジェクトを効果適用前の状態に戻します。[パネル・メニュー](パネルタイトル右端位置)
パネルの設定を初期状態(デフォルト)にすることができます。また現在の設定に名前を付けて保存しプリセットメニュー項目としてここに追加できます。
プリセットメニューの使い方については「プリセットメニュー」のページをお読みください。