FILTERiT6: Live フレーム

インデクス ] [ ライブ( Live )機能全般

 

概要:

選択オブジェクト(パスまたはテキストおよびそのグループ)を長方形フレーム型に複製配置します。
このライブオブジェクトは基オブジェクトを再編集しても視覚効果は自動的に更新されます。
この効果は Illustrator の「アクション」に対応しています。アクションについては「Live プラグイン全般」のページをお読みください。

基本操作例:

サンプルファイル live_frame_01.ai参照
  1. 「 Illustrator >ファイル>新規…」メニューで新規ドキュメント(単位は pt )を開く。
  2. 「 Illustrator >ウィンドウ> FILTERiT6 > Live フレーム」メニューを選択する。 「FILTERiT6: Live フレーム」というタイトルのパネルが開く。
  3. ドキュメント上に星型(第一半径: 30 pt, 第二半径: 15 pt)を描き、塗り色は線形グラデーション、線色は黒、線幅 1 pt とする。
  4. 星型を選択状態にする。
  5. パネル・メニュー(パネル右上)から「初期設定」を選択する。
  6. パネルの「適用」ボタンをクリックする。
  7. パネルの「相対送り量(%)」を「サイド」、「コナー」とも 50 % にする。
  8. パネルの「ランダム」グループを指定してみる。各ランダム値は 10% 程度にする。
  9. 「ランダム」を指定した状態で、星型のセグメント上にアンカーポイントを適当に追加してみる。
  10. 星型の形状、塗りなどを変更してみる。
  11. 次項を参照してパネルの設定項目を変更してみる。

パネルの設定項目について:

[水平サイドの配置数]値入力
フレームの水平方向の配置数を指定します。

[垂直サイドの配置数]値入力
フレームの垂直方向の配置数を指定します。

[重ね順反転]チェックボックス
フレームの重ね順を反転します。
このチェックボックスは前バージョンでは「重ね方」ラジオボタンでした。

[角度を保つ]チェックボックス
基のオブジェクトを回転せずに複製配置します。

[送り量]グループ
フレームの水平・垂直サイドの配置送り量とコーナーでの送り量を相対量(%)か絶対量のどちらかで指定します。
相対送り量は基オブジェクトのバウンディングボックスの幅または高さの相対量です。

ヒント:「周り方」や「角度を保つ」オプション、オブジェクト形状を変えても送り量を一定にしておきたい場合には「絶対送り量」で指定してください。

[コーナーオフセット(%)]値入力/アイコン付きボタン/スライダー
水平/垂直サイドのコーナーを取る割合を指定します。この値が 0 % のときだけ「コーナーに配置」オプションの選択ができます。

[周り方]アイコン付きラジオボタン
基オブジェクトをフレームの左下として、複製の配置順序を「時計回り」にするか「反時計回り」にするかを指定します。
配置順序により全体の構成が大きく変わることがあります。

[ランダム]チェックボックス/グループ【FILTERiT6新機能】
グループのタイトルである「ランダム」チェックボックスでこのグループ内の設定の適用を瞬時にオン/オフすることができます。
このグループでは、セグメント要素であるアンカーポイント、 in ハンドル、out ハンドルをそれぞれ水平方向と垂直方向にランダムに移動するように指定できます。
水平方向は選択オブジェクトのバウンディングボックスの幅の比率で指定、 垂直方向はその高さの比率でそれぞれランダム移動の最大値を指定します。
またフレームの「重ね順」をランダム指定することもできます。
ランダム形状を変更するには「乱数列変更」ボタンをクリックしてください。

[ライブアップデート]チェックボックス
選択時にはパネル設定項目の変更をリアルタイムに効果に反映します。通常は選択状態にしておいてください。

[適用]ボタン
オブジェクト選択時に有効になります。クリックで当 Live 効果が適用されます。
一度ライブオブジェクトにすれば、オブジェクト編集や設定変更をごとに適用ボタンをクリックする必要はありません(「ライブアップデート」選択時)。

[拡張]ボタン
ライブオブジェクトの視覚効果を残したまま通常のグループにします。 Live 機能は消失します。

[解除]ボタン
ライブオブジェクトを効果適用前の状態に戻します。

[パネル・メニュー](パネルタイトル右端位置)
パネルの設定を初期状態(デフォルト)にすることができます。また現在の設定に名前を付けて保存しプリセットメニュー項目としてここに追加できます。
プリセットメニューの使い方については「プリセットメニュー」のページをお読みください。