FILTERiT6: 遠近法ワープ ツール

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概要:

選択されたパスに対して22種類のエンベロープカーブ(包絡線)に沿った変形ができます。
選択中のパス全体をマウスドラッグにより指定の形状に変形します。

※ メニューコマンド「 Illustrator >効果> FILTERiT6 >遠近法ワープ…」はテキスト・オブジェクトにも有効で適用後にも再編集ができます。

基本操作方法:


トレース(減速)オプションを用いた例(透明度指定済み)
サンプルファイル tool_warp_trace.ai 参照

選択ツールでパスを選択し、パネルのアイコン付きラジオボタンから形状を選び、カーソルアイコンの矢印方向にパスをドラッグします。
ドラッグ距離に比例して変形の度合いが決まります。
また、そのまま左右にドラッグすると形状の水平方向の中心が変化します。ただし、shiftキーを押すと変形の形状が左右(または点)対称になります。
「マージン(%)」分だけ両端に余白を見込んでの変形になります。端の変形が強すぎる場合に設定すると有効です。
「遠近感を付ける」を指定すると前後に立体感のある形状になります。ただし変形種によってはこのオプションは無効になります。
option / altキーを押すと変形の方向は時計回りに 90°回転(水平方向)になります。

「トレース」をチェックした状態でドラッグすると、次のモードに応じて変形の軌跡を残すことができます。(往復の場合の帰りのトレースは行きにそのまま重なるように記録されます。

・ドラッグにしたがって ー 基パスから順次、指定「間隔」ごとに軌跡を記録して結果に残します。
・片道/往復を等速で ー 基パスとドラッグによる最終形状のあいだを指定「ステップ」分だけ形状と位置を等速的に比例配分した軌跡を結果に残します。
・片道/往復を加速して ー 基パスとドラッグによる最終形状のあいだを指定「ステップ」分だけ形状と位置を加速的に比例配分した軌跡を結果に残します。
・片道/往復を減速して ー 基パスとドラッグによる最終形状のあいだを指定「ステップ」分だけ形状と位置を減速的に比例配分した軌跡を結果に残します。

トレースのリリース時にcommandキー(Mac)/ctrlキー(Windows)を押すと結果をレイヤーに分配できます。(※1)

リリース時にspaceキーを押すと操作をキャンセルできます。

「パネル・メニュー」(パネルタイトル右端位置)によってパネルの設定を初期状態(デフォルト)にすることができます。また現在の設定に名前を付けて保存しプリセットメニューとしてここに追加できます。
プリセットメニューの使い方については「プリセットメニュー」のページをお読みください。

 


(※1)トレース結果をサブレイヤーに分配するには Illustrator の「レイヤー」パネルで結果のレイヤーを選択してパネルメニューから「サブレイヤーに分配(シーケンス)」を選びます。