バーコードROBO7:PDF417, コンパクトPDF417

インデクス ][ 共通事項

概要:

PDF417は、マルチロー(高さの低い一次元シンボルを複数段積み重ねたような)シンボル体系の二次元シンボルです。
PDF417およびコンパクトPDF417シンボルを作成することができます。
日本工業規格の JIS X 0508 で規格化されています。

使い方:

バーコードの作成と編集方法」のページをお読みください。

パネルの共通項目:

次の項目は各バーコード作成パネルに共通するものです。これらについては「共通事項」のページをお読みください。

[パネルメニュー](パネルタイトルの右端アイコン)
[?]ボタン
[文字をアウトライン化]チェックボックス
[背景不透明度(%)]チェックボックス/値入力〖ROBO6変更機能〗
[明暗反転]チェックボックス
[作成/再生]ボタン
[ライブ]チェックボックス
[詳細設定]ボタン
[暗バーと文字の色]グループ(詳細設定項目)〖ROBO6変更機能〗

パネルの専用項目:

[コンパクトPDF417]チェックボックス
これを指定することにより行の付加情報を省きシンボルの面積を小さくすることができます。だたし、シンボルの印刷/表示品質と領域が保証され損傷が考えにくい環境でならば用いてもよいとされています。
下図は PDF417 のシンボル例ですが、コンパクトPDF417では全行の右行指示子が省かれストップパターンが1モジュール幅の1バーからなります。

[シンボル列数]チェックボックス/値入力
シンボルの各行のうちデータ語のパターン( 4 バー 4 スペースからなる)数を 1 から最大 30 の範囲で指定します。ただし、最大値は現在の「データ」の量あるいは「誤り訂正レベル」などにより 30 より小さくしなければならない場合があります。(※1)
上図は「シンボル列数」が 3 の例です。データ語とはデータを符号化したコード語と誤り訂正コード語などのことです。1データ語はその値により 4 バーと 4 スペースの交互パターンで表され、「シンボル列数」が 3 の場合は1行につき 3 データ語あることになります。
「自動(最小)」オプションを指定すれば「シンボル行数」に対する最小の「シンボル列数」が設定されます。

[シンボル行数]チェックボックス/値入力
シンボルの行数を 3 から最大 90 の範囲で指定します。ただし、最大値は現在の「データ」の量あるいは「誤り訂正レベル」などにより 90 より小さくしなければならない場合があります。(※1)
上図は「シンボル行数」が 7 の例です。
「自動(最小)」オプションを指定すれば「シンボル列数」に対する最小の「シンボル行数」が設定されます。
「シンボル列数」と「シンボル行数」のどちらにも「自動(最小)」オプションが指定されている場合はデータ語が増えるにしたがい「シンボル行数」が増え、その最大値を超えると「シンボル列数」が増えます。

[誤り訂正レベル]チェックボックス/値入力
誤り訂正レベルを 0 から 8 の範囲で指定します。
「JIS推奨値」オプションを指定すれば現在の「データ」の量に応じて JIS 推奨最小誤り訂正レベルが設定されます。明らかにシンボルの損傷や劣化が想定される場合はより大きくすることが望ましく、逆の場合はより小さいレベルを用いてもよいとされています。

[符号化スキーム (圧縮モード)]ドロップダウンリスト
データを符号化する際の圧縮モードを選択します。通常は「自動(推奨: 最小)」を強くお勧めします。データ内のキャラクタ種に応じて、また圧縮率が最も高くなるようにテキスト圧縮モード、数字圧縮モード、バイト圧縮モードを切り替えて符号化します。

注意:「自動」以外の特定圧縮モードを選択する場合はデータのキャラクタ種によっては符号化対象から外れるものがあります。たとえば英字を含むデータは「数字圧縮モード」では符号化できません。そのような場合は「符号化データ使用率」欄に「?」が表示され、パネルの「作成/再生」ボタンは無効となります。

[データ]値入力/チェックボックス
データ入力欄です。データ文字のうち「符号化除外文字」欄のものはシンボル化から除外されます。
「文字」チェックボックスでデータ文字の出力の有無を指定します。

注意:「シンボル列数」、「シンボル行数」、「誤り訂正レベル」の設定下の許容量を超えたデータを入力すれば符号化データ使用率」欄に「?」が表示され、「作成/再生」ボタンは無効となります。再生中ならバーコードは元のままですので選択し直すとバーコードが持つ有効データがパネルへ読み戻されます。

[符号化除外文字]値入力
データ欄に入力する文字のうち、バーコードシンボル化から除く文字を指定します。ただし「データ: 文字」選択時には符号化除外文字もデータ文字としては出力されます。
入力値にスペースを含むときには判別のため右隣りに「(スペース入り)」と表示されます。

[入力用制御コード]ドロップダウンリスト
各種制御コードを入力するには、「データ」欄中の目的の位置にカーソルを置き、このドロップダウンリストからコードを選択してください。同じ書式であればタイプ入力しても構いません。

[Latin-1 GR領域文字]ドロップダウンリスト
符号化文字集合 ISO/IEC 8859-1 (通称Latin-1) のうち、PDF417 で符号化可能な GR 領域(コード値が16進A0からFF)キャラクタのリストです。各コードを入力するには、「データ」欄中の目的の位置にカーソルを置き、このドロップダウンリストから文字または書式を選択してください。同じ文字または書式を直接入力しても有効ですが、「¥」(16進A5)キャラクタは Shift_JIS コードの「¥」(16進5C)と同じものではないことにご注意ください。Latin-1 GR 領域の「¥」は Latin-1 の GL 領域(コード値が16進20から7F)の「\」(16進5C)とは区別されます。(※2)

注意:Latin-1 GR 領域文字を含むバーコードシンボルを国内の読み取り機器等によって読み取ると、結果が半角カタカナなどの日本語や非印字文字(符号化文字集合JIS X 0201をベースとするShift_JISキャラクタ)で表示される場合がありますが読み取りエラーではありません。(※3)

[符号化データ使用率]値表示
シンボルサイズ(「シンボル列数」×「シンボル行数」に基づく)に対するデータの使用率を表示します。ただしデータが指定のシンボルサイズを超えたり「符号化スキーム」の対象外キャラクタを含む場合には、「?」が並記され「作成/再生」ボタンは使用できません。また選択中のシンボルもライブアップデートされません。

[モジュールの幅]値入力
シンボルを構成するモジュールの幅の実寸を指定します。ドキュメントの単位が付きますが他の単位を付けて入力すれば換算されて再表示されます。ドキュメント単位は、Illustratorの「ファイル>ドキュメント設定...」メニューから変更できます。

[モジュールの高さ]値入力/チェックボックス
シンボルを構成するモジュールの高さ(シンボル各行の高さ)の実寸を指定します。「誤り訂正レベル」を「JIS推奨値」に指定した場合にはモジュール幅の 3 倍かそれ以上とし、「誤り訂正レベル」を推奨値未満にした場合には 3 倍より大きくしてもよいとされています。ドキュメントの単位が付きますが他の単位を付けて入力すれば換算されて再表示されます。ドキュメント単位は、Illustratorの「ファイル>ドキュメント設定...」メニューから変更できます。
「幅の3倍」オプションが指定されていれば「シンボルの幅」の値の 3 倍の値が保持されます。

[シンボルの全幅×全高]値表示
余白を確保するためのフレームの全幅×全高をドキュメントの単位で表示します。

以降は詳細設定項目(「詳細設定」ボタンにより表示/非表示)

[水平方向の余白モジュール数]値入力
フレームとシンボル左右間にある余白(クワイエットゾーン)をモジュール数で指定します。最小値は 2 (実寸は「モジュールの幅」×2)です。

[垂直方向の余白モジュール数]値入力
フレームとシンボル上下間にある余白(クワイエットゾーン)をモジュール数で指定します。最小値は 2 (実寸は「モジュールの幅」×2)です。

[暗モジュールの補正値(1/1000mm, 負の値で縮小)]値入力
印刷時の太りなどを考慮する場合に指定します。1/1000 mm(ミクロン)単位で指定してください。負(マイナス)値のときに暗モジュールがその分だけ小さくなります。

[文字: フォント]ドロップダウンリスト
データ文字のフォントを選択します。 JIS X 0512 では特に定められていません。

[文字: サイズ(pt)]値入力
データ文字のサイズを指定します。「標準」ボタンをクリックすると、データ文字の標準的なサイズとして指定フォント換算による値が入ります。 JIS X 0512 では特に定められていません。

[文字: 配置]ドロップダウンリスト
データ文字の出力位置を指定します。文字間隔を調整するには以下項目の「トラッキング(1/1000em)」で指定してください。

[文字: 水平垂直オフセット]値入力
データ文字の「 配置」による位置に対する水平方向と垂直方向のオフセット量を指定します。ドキュメントの単位が付きますが他の単位を付けて入力すれば換算されて再表示されます。ドキュメント単位は、Illustratorの「ファイル>ドキュメント設定...」メニューから変更できます。

[文字: トラッキング(1/1000em)]値入力
データ文字のトラッキング値を1/1000em単位で指定します。

[文字: 行方向比率(%)]値入力
データ文字の行方向の比率を指定します。


(※1)規格により「シンボル列数」×「シンボル行数」の値が 928 を超えることはできません。
(※2)「データ」欄に入力される文字はユニコード(16進00A0から00FF)ですが、符号化時に Latin-1 に対応する1バイトキャラクタ(16進A0からFF)に変換されます。また Latin-1 の NBSP(16進A1) は <NBSP> 、 SHY(16進AD) は <SHY> と入力することで符号化されます。
(※3)それぞれの符号化文字集合(文字コード)において同じコード値に異なる字形を割り当てているためです。読み取り側が ISO/IEC 8859-1 (Latin-1) に非対応であればこのような結果を生じます。