バーコードROBO7:QRコード, GS1 QRコード

インデクス ][ 共通事項

概要:

QR ( Quick Response )コード は日本の株式会社デンソーウェーブが開発したマトリクス型の二次元バーコードです。名前が示す通り高速読み取りができ、モバイル機器での読み取りも可能なことから日本で最も普及している二次元コードになりました。
日本工業規格の JIS X 0510 で規格化されています。

使い方:

バーコードの作成と編集方法」のページをお読みください。
また Web やモバイルなどでのデジタル表示用QRコードを作成する際には「デジタル表示用QRコードの作成ガイド」のページをお読みください。

パネルの共通項目:

次の項目は各バーコード作成パネルに共通するものです。これらについては「共通事項」のページをお読みください。

[パネルメニュー](パネルタイトルの右端アイコン)
[?]ボタン
[文字をアウトライン化]チェックボックス
[背景不透明度(%)]チェックボックス/値入力〖ROBO6変更機能〗
[明暗反転]チェックボックス
[作成/再生]ボタン
[ライブ]チェックボックス
[詳細設定]ボタン
[暗バーと文字の色]グループ(詳細設定項目)〖ROBO6変更機能〗

パネルの専用項目:

[タイプ]ドロップダウンリスト
モデルの選択をします。モデル1とモデル2を選べますが、新規運用にははモデル2を選んでください。モデル1は旧仕様との互換のためにあります。

[誤り訂正レベル]ドロップダウンリスト
誤り訂正レベルを指定します。L,M,Q,H の順にシンボルの損傷に対する復元能力は高まりますが、その分同じサイズのシンボル内に納められるデータ量は減少します。

[ロゴなどを被せる際の許容サイズをガイド枠で表示]チェックボックス〖ROBO6追加機能〗
「誤り訂正レベル」で「H (30%)」が指定されている場合に有効です。
QRコードのシンボル上にロゴやアイコンなどのオブジェクトや画像を配置する際に、許容できる(読み取り可能な)領域のサイズをガイド枠で表示します。
このガイド枠を目安に配置してください。

QRコードごとに配置する画像を変える場合は「組版ROBO5」の画像配置で自動化することもできます。その際は、QRコードのサイズが一定になるように「バージョン(型番)」の設定を「自動判別」ではなく固定型番(※3)にしておいてください。

注意1:このオプションはQRコードの「誤り訂正レベル」を用いた活用例で、QRコードの規格に準ずるものではありません。
QRコードのモジュール色はブラックカラーとすることをお勧めします。また 作成後のQRコードが読み取り可能であることを必ず確認してください。

注意2:ロゴやアイコンを被せたQRコードの「誤り訂正レベル」を「H (30%)」 以外の指定で再生すると、このガイド領域は表示されず無効になります。その場合はロゴやアイコンを必ず取り除いてください。 またデータ内容やバージョン、モードなどを変更した場合もガイド領域が変わりますのでロゴやアイコンのサイズも変更する必要があります。

[バージョン(型番)]ドロップダウンリスト
バージョン(型番)を選びます。通常は自動判別にしておいてください。特定のバージョンを選ぶと符号化するデータ量によってバージョンを調節する必要があります。

注意:「組版ROBO7」との併用によって外部データを取り込む際に、シンボルのサイズを統一したい場合には取り込みデータの中で最大のもの(あるいは大きめに見込んだもの)に合わせたバージョンのシンボルを取り込み口(ひな型)にしてください。ただしバージョンを固定した場合はデータサイズがひな型の許容量を超えるものの出力処理は飛ばされます。これを回避するために固定バージョンを指定しておいて、「連結数」を自動分割としておく方法もあります。

[モード]ドロップダウンリスト
つぎに挙げる A. から H. のどれかを選択できますが、基本的には A. B. C. のどれかを選んでください。→ 「レコード順次取り込み配列>バーコード配置」ページなども参照

  1. UTF-8(推奨)
    データを D. E. F. から最適なモードを選択または混在して符号化します。グローバルな環境において日本語のみならず各国語文字に対応できます。

  2. Shift_JIS
    「JIS X 0201」および「JIS X 0208」文字集合の範囲で使用することをお勧めします。(※1)
    データを D. E. G. H. から最適なモードを選択または混在して符号化します。主に日本国内向けです。
    なお、「Shift_JIS」モードのシンボルは常に「UTF-8(推奨)」モードに変更可能です。

  3. UTF-8 または Shift_JIS
    このモードを選択すると、データの符号化によって「UTF-8」か「Shift_JIS」のどちらかのモードが選択されます。(※2)
    データをShift_JISとしてエンコードできないかUTF-8としてエンコードするのが望ましい場合は「UTF-8」モードに、その他の場合は「Shift_JIS」モードになります。この時選択されているモードが「UTF-8 または Shift_JIS (UTF-8)」のようにリストタイトル末尾のカッコ内に表示されます。
    なお、組版ROBO7において、ひな型バーコードのモードとしてこの C. が選択されている場合の出力シンボルには、個々の取り込みデータ内容によりどちらかのモードが選択されます。

    ASCIIコード(半角英数字記号および改行やタブなどの制御コード)のみからなるデータでは A. B. C. のどのモードを選択しても作成されるシンボルに差はありません。ただし、半角'¥'(円記号)を含む場合は B. のモードはお勧めしません。→下記注意1、2

  4. 数字(0-9)
    半角数字の '0' から '9' までのデータを圧縮して符号化します。A. B. C. のどれかのモードを選択すれば必要に応じて本モードが採用されます。

  5. 英数字(0-9, 大文字A-Z, スペース$%*+-./:)
    半角数字の '0' から '9' まで、半角英大文字の 'A' から 'Z' まで、半角の ' '(スペース)、'$'、'%'、'*'、'+'、'-'、'.'、'/'、':' のデータを圧縮して符号化します。A. B. C. どれかのモードを選択すれば必要に応じて本モードが採用されます。

  6. 8ビットバイト(UTF-8)
    「JIS X 0221」または「ISO/IEC 10646(Unicode)」文字集合のデータをUTF-8形式のバイト列としてそのまま符号化します。 A. C. のどちらかのモードを選択すれば必要に応じて本モードが採用されます。

  7. 8ビットバイト(JIS X 0201)
    「JIS X 0201」文字集合のデータをそのまま符号化します。B. のモードを選択すれば半角文字には本モードが採用されます

  8. 漢字(Shift_JIS)
    「JIS X 0208」文字集合の範囲で使用することをお勧めします。(※1)
    全角文字を圧縮して符号化します。B. のモードを選択すれば全角文字には本モードが採用されます。

注意1:Shift_JISのみに対応している読み取りシステムではUTF-8形式のバイト列を含むのQRコードを読み取るとキャラクタによって(全角文字や半角カタカナなど)は文字化けします。ただし、ASCIIキャラクタ(半角英数記号)のデータであれば問題ありません。

注意2:Shift_JIS形式を含むQRコードでは読み取りシステムによっては半角'¥'(円記号)が半角'\'(逆斜線)に化けることがあります。UTF-8形式においてはこの問題は生じません。「UTF-8 または Shift_JIS」モードではこれらのキャラクタを含む場合はUTF-8形式で符号化します。→下記ヒント

ヒント:Windows環境では半角'¥'(円記号)と半角'\'(逆斜線)の入力にはシステムの文字コード表などからUnicodeのものをコピー&ペーストすることをお勧めします。ただし、フォントによってはどちらも '¥' で表示されることがありますのでご注意ください。macOS環境では半角'¥'(円記号)はキーボードの '¥' キーで、 半角'\'(逆斜線)はoptionキー+ '¥' キーで入力できます。→上記注意2

[連結数]ドロップダウンリスト
連結モード時の分割数を指定します。1〜16分割および自動分割を選択できます。自動分割はたいてい「バージョン(型番)」が固定時に有効です。自動分割時には、データ量が現在の指定バージョンで許容できないときに2つ以上の分割がおこなわれます。「連結時最大列数」にもご注意ください。

[GS1 QRコード]チェックボックス
GS1 QRコードをシンボル化する場合に指定します。
各アプリケーション識別子 AI は ( ) などで囲むか、データ領域との間にスペースを入れてください。AI の区切りキャラクタは符号化されません。
アプリケーション識別子 AI の (01) に続けて GTIN*(14桁の数字)を入力すると末尾の14桁目はチェックデジットですが、省略したり誤った数字が指定されても追加または正しいもので出力されます。
また、アプリケーション識別子 AI の (00) に続けて SSCC**(18桁の数字)を入力すると末尾の18桁目はチェックデジットですが、省略したり誤った数字が指定されても追加または正しいもので出力されます。
GS1 QRコードでは「文字: GS1 QRコードで AI 別に改行表示」オプション(詳細設定項目)が使用可能になります。

*GTIN=Global Trade Item Number(国際取引商品コード/商品識別コード)
**SSCC=Serial Shipping Container Code(出荷梱包シリアル番号)

注意:汎用のQRコードシンボルを作成する場合には「GS1 QRコード」のチェックは必ず外しておいてください。

[データ]値入力/チェックボックス
データ入力欄です。
改行は option + return (Mac) / Ctrl + Enter (Windows) キーで入力できます。 このとき「改行の制御コード」の設定により「<CR><LF>」、「<CR>」または「<LF>」のいずれかが挿入されます。 → 「特殊キャラクタの表記法」ページ参照
「文字」チェックボックスでデータ文字の出力の有無を指定します。

注意:「バージョン(型番)」などの設定下の許容量を超えたデータを入力すれば「符号化データ数/現モードでの許容数」欄に「?」が表示され「作成/再生」ボタンはグレーアウトします。再生中ならバーコードは元のままですので選択し直すとバーコードが持つ有効データがパネルへ読み戻されます。

[符号化除外文字]値入力/チェックボックス
「GS1 QRコード」オプション選択時に有効になります。
データ欄に入力する文字のうち、バーコードシンボル化から除く文字を指定します。ただし「データ: 文字」選択時には符号化除外文字もデータ文字としては出力されます。
入力値にスペースを含むときには判別のため右隣りに「(スペース入り)」と表示されます。

[入力用制御コード]ドロップダウンリスト
データ入力欄にフォーカスがあるとき、このリストから選択した制御コードが特殊表記でカーソル位置に挿入されます。同じ表記をタイプ入力しても有効です。

[符号化データ数/現モードでの許容数]値表示
現モードでのデータ許容数に対する符号化するデータ数、およびその時のバージョン(型番)と連結モード時の分割数を括弧内に表示します。データ数は1半角文字や制御コードを1、1全角文字や外字コード(別セクション参照)は2とカウントします。

[モジュールのサイズと形状]値入力/ドロップダウンリスト〖ROBO6変更機能〗
シンボルを構成するモジュールのサイズと形状を指定します。サイズにはドキュメントの単位が付きますが他の単位を付けて入力すれば換算されて再表示されます。ドキュメント単位は、Illustratorの「ファイル>ドキュメント設定...」メニューから変更できます。
形状の「正方形/ライン/ドット(データ部分)/ドット(全て)」オプションの選択により、モジュールを次のように形成します。

・正方形:1辺がモジュールサイズの正方形パスによる。
・ライン:線の長さと幅がモジュールサイズの直線パスによる。推奨選択です。
・ドット(データ部分):線の長さがゼロ、幅がモジュールサイズで丸形先端の直線パスによる。ただし入力データを符号化した部分以外は上記選択と同じラインです。
・ドット(全て):全モジュールがドットである以外は上記選択と同じです。

注意:ドット形状はデザインの一種です。規格外の仕様ですので、デザイン性を求めない場合はドット選択を避けてください。

[シンボルの全幅×全高]値表示
余白を確保するためのフレームの全幅×全高をドキュメントの単位で表示します。

以降は詳細設定項目(「詳細設定」ボタンにより表示/非表示)

[余白モジュール数]値入力
フレームとシンボル間にある余白をモジュール数で指定します。JIS X 0510では最小モジュール数は4とされています。

[暗モジュールの補正値(1/1000mm, 負の値で縮小)]値入力
印刷時の太りなどを考慮する場合に指定します。1/1000 mm(ミクロン)単位で指定してください。負(マイナス)値のときに暗モジュールがその分だけ小さくなります。

[連結時最大列数]ドロップダウンリスト
連結時の横方向の最大数を指定します。例えば3なら横方向に3個並ぶごとに出力位置が改行復帰します。

[改行の制御コード]ドロップダウンリスト
データ入力時の option + return (Mac) / Ctrl + Enter (Windows) キーによる改行コードの扱い方を指定します。 → 「特殊キャラクタの表記法」ページ参照

[マスクパターン]ドロップダウンリスト
通常は「自動判別(推奨)」を選択しておいてください。QRコードの読出しを確実にするために、JIS X 0510の評価基準に則り最適な(明暗のモジュールをバランスよくシンボル内に配列する)マスクパターンが選択されます。
「自動判別」以外に「0〜7」の8通りのマスクパターンを選べますが、データ内容や符号化に作用するパネル操作をすると「自動判別」に戻ります。また、組版ROBO7でのひな型とするQRコードのマスクバターンが「自動判別」以外であってもデータを取り込んで出力するシンボルはすべて「自動判別」になります。

[文字: フォント]ドロップダウンリスト
データ文字のフォントを選択します。 JIS X 0510 では特に定められていません。

[文字: サイズ(pt)]値入力
データ文字のサイズを指定します。 JIS X 0510 では特に定められていません。

[文字: 揃え]ドロップダウンリスト
データ文字の出力位置を指定します。文字間隔を調整するには以下項目の「トラッキング(1/1000em)」で指定してください。

[文字: 水平垂直オフセット]値入力
データ文字の前項「配置」の位置に対する水平方向と垂直方向のオフセット量を指定します。右方向および上方向が正(プラス)の値です。
ドキュメントの単位が付きますが他の単位を付けて入力すれば換算されて再表示されます。ドキュメント単位は、Illustratorの「ファイル>ドキュメント設定...」メニューから変更できます。

[文字: GS1 QRコード で AI 別に改行表示]チェックボックス
「GS1 QRコード」オプション選択時に有効です。
「データ: 文字」オプション指定時にシンボルに併記する文字列を各アプリケーション識別子AIエレメントごとに改行します。 改行の送り量は「行送り(%)」によってフォントサイズに対する比率として指定できます。

[文字: トラッキング(1/1000em)]値入力
データ文字のトラッキング値を1/1000em単位で指定します。

[文字: 行方向比率(%)]値入力
データ文字の行方向の比率を指定します。


(※1)「JIS X 0213:2000」文字集合の一部の入力が可能ですが、読み取り可能な文字種は機器やアプリケーションに依存しますのでご注意ください。
(※2)ASCIIコードまたは「JIS X 0208」文字集合の範囲でエンコード可能な文字種はShift_JISとして、その他はUTF-8と判定します。
(※3)ひな型とするQRコードを選択すると「符号化データ数/現モードでの許容数:」の情報中に型番が表示されます。