概要:
ここで取り上げるバーコードは「JAN13(EAN13)」ですが、他のバーコードにおいても基本的な操作手順は同じです。
各バーコード作成パネルにある「?」ボタンをクリックすると「バーコードROBO7: ヘルプ」パネルが開かれ対応ページが表示されます。各バーコードごとの設定項目についてはそれをお読みください。
ヘルプパネルは「 Illustrator >ウィンドウ>バーコードROBO7>ヘルプ」メニュー項目を選ぶことによっても開くことができます。チュートリアル項目:
A.基本操作
B.カスタマイズ
C.バーコード・パラメータの読み戻し
D.壊れたバーコードの再生
E.選択バーコードのパネル表示
F.プリセット
あわせて「バーコードを作成または使用する際の注意」ページをお読みください。
A.基本操作:
Illustrator のドキュメント上に JAN13 バーコードを標準設定(「JIS X 0507」規格での標準サイズ)で作成することから始めます。
- 「 Illustrator >ファイル>新規…」メニューで Illustrator の新規ドキュメント(印刷、 A4 )を開いてください。(以下「ドキュメント」はこれを指す)
- 「 Illustrator >ウィンドウ> バーコードROBO7 > JAN13 (EAN13), アドオン」メニューを選択してください。
「バーコードROBO7: JAN13 (EAN13), アドオン」というタイトルのパネルが開きます。(以下「パネル」はこれを指す)

- パネルの右上にあるパネルメニューのアイコンボタンをクリックして「初期設定」を選びます。
- パネルの「作成」ボタンをクリックしてください。

- ドキュメント・ウィンドウ中央上部に標準 JAN13 バーコードが作成されます。
バーコードが選択された状態なら「作成」ボタンのタイトルは「再生」に変わります。選択を解除すれば「作成」ボタンに戻ります。

- ドキュメント上のバーコードを選択したままパネルの「データ」欄の 12 桁数字を適当に置き換えてみます。
「データ」欄右隣のチェックデジット欄の数字が変化することを確認します。またドキュメント上のバーコードもそれにつれて変化することを確認します。
図は初期設定値の末尾 12 桁目を 0 から 1 に置き換えた時のものです。
チェックデジットについては「チェックデジットについての補足」のページをお読みください。
注意:このとき「ライブ」オブションを指定しなければ、値の変更のたびに「再生」ボタンをクリックする必要が生じます。
- 無効なデータを入力してみます。
「データ」欄の数字を一桁減らして11 桁にしてみてください。
チェックデジット欄に「?」が表示されます。また「再生」ボタンは使用不可(グレーアウト)になりますがドキュメント上のバーコードは元のままです。
参考:「JAN13(EAN13)」の場合は「データ」欄にチェックデジットを含めた 13 桁の数字を入力しても有効ですが、13 桁目がチェックデジットとして不正ならば入力後に補正されます。
- ドキュメント上のバーコードの選択を一度解除して選択し直してください。
バーコードが持つ有効データがパネルへ読み戻されます。
以上で「JIS X 0507」規格に基づくの標準サイズの JAN13 バーコードが完成しました。
B.カスタマイズ:
初期設定によるバーコードをカスタマイズしてみます。
- ステップ A のバーコードの選択を解除して現在のドキュメント上にそのまま残してしておいてください。
- パネルメニューから再び「初期設定」メニュー項目を選び「作成」ボタンでもうひとつバーコードを作成してください。
バーコードは選択状態にしておきます。 - パネルの「詳細設定」ボタンをクリックしてください。
パネルの右側が拡張し詳細設定項目が現れます。「詳細設定」ボタンはオン/オフ・タイプですので再度クリックすると詳細設定項目は隠れます。

- パネルの拡張部分にある「左右余白(mm)」欄に 5 と 4 、同「上下余白(mm)」欄にそれぞれ 1 と 4 を入力してください。
バーコードの左右余白の水平方向サイズがそれぞれ 5mm と 4mm 、上下余白の垂直方向サイズがそれぞれ 1mm と 4mm になります。

注意:バーコードを正しく読み取るために、左右または上下に決められた余白(マージンまたはクワイエットゾーンとも呼ぶ)が必要なものがあります。原則として「バーコードROBO7」の初期設定値またはバーコード種ごとのページで記載した指定計算値より小さい値を設定しないでください。
- バーコード全体の高さを変更してみます。パネルの「シンボルの全幅(mm)×全高(mm)」の全高入力欄に 20 を入力してください。
余白を含むバーコード全体の高さが 20mm になります。

- バーコード全体を拡大縮小してみます。パネルの「拡大縮小(%)」入力欄に 80 を入力してください。
バーコード全体のサイズが 80% になります。このときパネルの関連項目の値はすべて 80% に縮小された値になります。
注意:バーコードを正しく読み取るために、バーコードごとに許容拡大縮小率(標準規格サイズからの)や最小モジュール(バーを構成する最小単位となるものの)サイズが決められてます。各バーコードごとのページの「拡大縮小率(%)」の項目をお読みください。
一方、右隣にある「幅指定...」ボタンを使えば、バーコードの「全幅」などの絶対値(mm)を指定することによって拡大縮小率を決めることができます。〖ROBO6追加機能〗
たとえば、「全幅」を指定する場合は、シンボルサイズを表示するドロップダウンリストを「シンボルの全幅(mm)x全高(mm):」にしておきます。
「幅指定...」ボタンをクリックすると次のようなダイアログボックスが現れます。
ここで指定する値は「全幅」に作用します。
「幅(mm):」 として40を入力して「OK」ボタンをクリックすると結果は以下のようになります。
その後、必要に応じて高さを指定してください。
また、余白を含めずバー部分のみの幅を指定する場合は、シンボルサイズを表示するドロップダウンリストで「バーのみの幅(mm)x高さ(mm):」を選択しておいてから、「幅指定...」ボタンをクリックします。
- フォント環境の影響を受けないバーコードにするためにコード文字をアウトライン化してみます。
パネル左側にある「文字をアウトライン化」チェックボックスをオンしてください。
コードの文字オブジェクトがアウトライン(パス)化されます。「文字をアウトライン化」チェックボックスをオフにすればもとに戻ります。(図はアウトラインプレビューのもの)
ヒント:「文字をアウトライン化」オプションの指定状態でもパネルの「文字」グループ設定(フォントなど)の変更が可能です。
C.バーコード・パラメータの読み戻し:
作成バーコードを選択することでそのバーコードを作成したときの設定パラメータをパネルに読み戻すことができます。
- 「ライブ」オプションが指定されていることを確認します。またパネルは拡張しておいてください。(「詳細設定」ボタンによる)
- ドキュメント上にステップ A で作成したバーコードとステップ B で作成したバーコードを用意してください。
- ふたつのバーコードを交互に選択します。
その都度パネルに各設定パラメータが読み戻されることを確認してください。


注意:バーコードを選択しても「作成」ボタンが「再生」ボタンに変わらない場合はバーコード種とパネルのミスマッチが考えられます。「 Illustrator >ウィンドウ>バーコードROBO7>選択バーコードの編集」メニューコマンドを試みてください。 → ステップ E 参照
D.壊れたバーコードの再生:
ドキュメント編集上のミスタッチなどにより壊れたバーコードを再生してみます。
- ステップ B までに作成したバーコードのバーや文字の一部を削除または所定の位置から移動したものを用意して選択します。
- 「再生」ボタンをクリックしてください。壊れる前の状態に復元されます。
注意:バーコード全体のグループを解除しない限り作成時のパラメータは保持されますので再生可能です。
「 Illustrator >取り消し」メニューコマンド(アンドゥ)で復元できる場合でも、念のために必ずパネルの「再生」ボタンにより再生してください。
なお、バーコードを選択してもパネルの「作成」ボタンが「再生」ボタンに変わらない場合はバーコード種とパネルのミスマッチが考えられます。「 Illustrator >ウィンドウ>バーコードROBO7>選択バーコードの編集」メニューコマンドを試みてください。 → ステップ E 参照
E.選択バーコードのパネル表示:
ステップ A-2 とは逆に作成バーコードをもとに該当パネルを表示して再編集の準備をしてみます。
- ステップ C までに開いていた「バーコードROBO7: JAN13 (EAN13), アドオン」パネルをいったん閉じてください。
- ドキュメント上の JAN13 バーコードのどれかひとつを選択してください。
- 「 Illustrator >ウィンドウ>バーコードROBO7>選択バーコードの編集」メニュー項目を選んでください。
再度「バーコードROBO7: JAN13 (EAN13), アドオン」パネルが開きます。 このとき同時に選択バーコードの作成時パラメータもパネルに読み込まれています。

ヒント:このメニューコマンドは特に複数種のバーコードがドキュメント上に存在して、そのうちのひとつのバーコードを再編集する際にご利用ください。
F.プリセット:
バーコードの設定パラメータをプリセットとして保存し、メニュー化してそれを試します。
- ステップ B でカスタマイズしたバーコードだけを選択してください。
選択バーコードの設定パラメータがパネルに読み込まれます。 - パネルメニュー(タイトルバー右端アイコンをプレス)から「プリセットを編集...」を選択してください。
プリセットを編集するためのダイアログボックスが開きます。

- ダイアログボックス下段にある4つのアイコンボタンの右から2つ目の「新規プリセットを追加」アイコンボタンをクリックしてください。(ボタン上にポインタをホバーすると機能を表示)
プリセットの名前を入力するためのダイアログボックスが開きます。「名前」入力欄に「サンプル1」と入力し、「OK」ボタンをクリックして閉じてください。

- ダイアログボックスのリストに「サンプル1」という名称のプリセットが追加されていることを確認してください。
「閉じる」ボタンでプリセットの編集を終わります。

- パネルメニューに「サンプル1」という項目が追加されていることを確認します。ドキュメント上に作成したバーコードの設定がプリセットメニュー項目になりました。

- ドキュメント上のバーコードが選択状態になっていることを確認し、パネルメニューから「初期設定」を選択ください。
標準 JAN13 のバーコードになります。「初期設定」もプリセットのひとつです。 - 続けてパネルメニューから「サンプル1」を選択してください。
ドキュメント上のバーコードがステップ B で設定したものになっていることを確認してください。 - ドキュメント上のバーコードを選択せずにプリセットメニュー項目を選ぶとパネルの設定が更新されるだけです。
「作成」ボタンで新規にバーコードが作成されます。
プリセットの編集方法については「プリセットメニュー」のページをお読みください。