組版ROBO7:文字幅自動調整>基本操作

インデクス

ここでは Illustrator の文字オブジェクトに直接適用する例を通して具体的にどのように文字幅を調整するかについてのみ説明します。

「連番オブジェクト配列」との併用方法は「連番オブジェクト配列>文字幅自動調整オプション」のページをお読みください。
「レコード順次取り込み配列」との併用方法は「レコード順次取り込み配列>文字幅自動調整オプション」のページをお読みください。
「レコードちらし取り込」との併用方法は「レコードちらし取り込み>文字幅自動調整オプション」のページをお読みください。
「任意取り込み」との併用方法は「任意取り込み>文字幅自動調整オプション」のページをお読みください。

注意:旧・組版ROBO4の「テキスト自動調整」とは仕様が異なります。 → 「旧・組版ROBO5 と 組版ROBO4 との互換性」 ページ参照

A.スタート:

新規ドキュメントを開き、操作パネルを表示し初期化します。

  1. 「 Illustrator >ファイル>新規…」メニューで Illustrator の新規ドキュメント(印刷、 A4 、単位:ミリメートル)を開いてください。(以下「ドキュメント」はこれを指す)
  2. 「 Illustrator >ウィンドウ>組版ROBO7>文字幅自動調整」メニューを選択してください。
    「文字幅自動調整」パネルが開きます。 (以下「パネル」はこれを指す)


  3. パネルメニュー(タイトルバー右端アイコンをプレス)から「初期設定」を選択してください。

B.エリア内文字が溢れている場合:

エリア内文字が領域サイズを超えて溢れている場合に、トラッキング値を下げて領域に納めます。必要なら行方向比率を調整してエリア内に納めます。

  1. ドキュメント上に Illustrator の「エリア内文字ツール」を用いて「Adobe Illustrator プラグイン 組版ROBO7」(ここでのスペースはすべて半角)の内容で文字を入力し配置してください。
    このときのエリアのサイズは文字表示域より小さくして文字が溢れた状態にしておいてください。(下図の適用前の状態を参照)
  2. 「トラッキング」の「最小値」は -50 、「最大値」は 0 とし、「行方向比率」の「開始値(%)」は 100 とします。また「縮小のみ」オプションを指定します。
  3. 配置した文字を選択した状態で「選択文字を調整」ボタンをクリックしてください。

    注意
    :文字ツールが編集モードに入っている場合は無効です。 また文字にタブを含めないでください。(以下の例においても同様)

  4. ドキュメント上の文字はエリア内に収まるように調整されているはずです。
    このときの処理は多くてつぎの三段階を経ています。
    1) 行方向比率を 100 % にする。
    2) エリア内に文字が収まるようにトラッキング値を下げる。
    3) トラッキングが最小値の -50 でも収まらなければ収まるまで行方向比率を下げる。
    図は典型例です。あとにあるステップ D をあわせてお読みください。

    注意:結果のトラッキング値や行方向比率は適用前の文字の設定やエリアサイズによって異なります。(以下の例においても同様)

C.エリア内文字が溢れていない場合:

エリア内文字が余裕を持って領域収まっている場合に、トラッキング値を上げて領域サイズに合わせます。必要ならさらに行方向比率を調整します。

  1. ドキュメント上にIllustratorの「エリア内文字ツール」を用いて「Adobe Illustrator プラグイン 組版ROBO7」(ここでのスペースはすべて半角)の内容の文字を入力し配置してください。
    このときのエリアのサイズは文字表示域より大きくして文字が溢れずかつ十分な余裕のある状態にしておいてください。(下図の適用前の状態を参照)
  2. 「トラッキング」の「最小値」は -50 、「最大値」は 100 とし、「行方向比率」の「開始値(%)」は 100 とします。また「縮小のみ」オプションを外します。
  3. 配置した文字を選択した状態で「選択文字を調整」ボタンをクリックしてください。
  4. ドキュメント上の文字はエリア内に収まるように調整されているはずです。
    このときの処理は多くてつぎの三段階を経ています。
    1) 行方向比率を 100 % にする。
    2) エリア内に文字が収まるようにトラッキング値を上げる。
    3) トラッキングが最大値の 100 でもエリアに余裕があれば収まる限界まで行方向比率を上げる。
    このとき「縮小のみ」オプションが指定されていればエリアに余裕があっても行方向比率の調整はおこなわれません。
    図は典型例です。あとにあるステップ D をあわせてお読みください。

  5. 今度は「トラッキング」の「最小値」は -50 、「最大値」は 0 とし、「行方向比率」の「開始値(%)」は 200 とします。また「縮小のみ」オプションを外します。
  6. 配置した文字を選択した状態で「選択文字を調整」ボタンをクリックしてください。
  7. ドキュメント上の文字はエリア内に収まるように調整されているはずです。
    このときの処理は多くてつぎの三段階を経ています。
    1) 行方向比率を 200 % にする。
    2) その結果エリアから文字が溢れたら、エリア内に文字が収まるようにトラッキング値を下げる。
    3) トラッキングが最小値の -50 でも収まらなければ収まるまで行方向比率を下げる。
    図は典型例です。あとにあるステップ D をあわせてお読みください。

D.まとめとヒント:

トラッキングの「最小値」で “これ以上は字間を詰めたくないと思う値(下限)” を、「最大値」で “これ以上は字間を空けたくないと思う値(上限)” を指定してください。これは処理時の状況次第で変動するトラッキングの許容範囲になります。
行方向比率の縮小拡大については、トラッキングが下限に至ってもエリアから溢れる場合には必ず縮小されます。一方トラッキングが上限に至ってもまだエリアに余裕がある場合は、「縮小のみ」指定ならエリアを満たすような拡大はされません。
行方向比率の「開始値」は処理スタート時に適用されます。これによりトラッキング調整前のエリア文字の状況(溢れの有無)が変わる場合があります。処理によって行方向比率が変更されなければ「開始値」がそのまま結果に残ることになります。通常は100% にしておくことをお勧めします。

最初は、行方向比率の「開始値」を 100%、「縮小のみ」を ON (いずれも初期設定)としておいてトラッキングの許容範囲だけを変更してみてください。

E.スレッドテキストの場合:

スレッドテキストの場合も通常のエリア内文字と同様に処理されます。

注意:スレッドテキストの場合は必ず先頭のエリア内文字を(含めて)選択してください。



※ このサンプルでは Illustrator の「段落」パネルで「均等配置(最終端左揃え)」、「強い禁則」としています。

F.パス上文字や縦書きの場合:

ステップ B, C, D でのエリア内文字の場合と同様に処理されます。

 

G.異なる属性のキャラクタを含む場合:

キャラクタ(1文字)ごとのフォントやサイズなどの属性をすべて保持した上で調整されます。


注意:組版ROBO7のデータ取り込み処理と併用した場合には、割り当て文字オブジェクトの文字列末尾のキャラクタ属性が取り込み後の文字列全体に適用されます。