組版ROBO7:レコード順次取り込み配列

インデクス ][ 共通事項

概要:

「レコード順次取り込み配列」では、 Illustrator ドキュメント上の文字や画像および「バーコードROBO7」によるバーコード(※1)をひな型として、データファイルから読み込んだレコードのデータで順次内容を入れ替え再構成して配列することができます。
単一ドキュメント内でアートボードを追加してのページ出力や複数ドキュメントファイルにわたるページ出力(バッチ処理)ができます。
割り当てオブジェクトがエリア内文字やパス上文字であれば「文字幅自動調整」機能を併用することも可能です。

使い方:

レコード順次取り込み配列>基本操作」のページをお読みください。

パネルの共通項目:

次の項目は各組版操作パネルに共通するものです。これらについては「共通事項」のページをお読みください。

[パネルメニュー](パネルタイトルの右端アイコン)
[?]ボタン

パネルの専用項目:

[取り込みファイル: 開く...]ボタン
取り込みのためのファイルを開きます。クリックするとダイアログボックスが現れますのでテキスト形式のデータファイルを指定してください。
データファイルの要件などについては「データファイルについて」のページをお読みください。
読み込みが成功すると「取り込みファイル」グループの下方にあるレコードリスト欄に1レコード目のフィールド内容が順にリスト表示されます。

[取り込みファイル: 履歴]ドロップダウンリスト
一度開いたファイル名が登録されます。次回からは「履歴」からの選択だけでファイルを開くことができます。ただし指定ファイルが見つからなければファイルを開くためのダイアログボックスが現れます。
履歴のひとつを削除するには option(Alt) キーを押した状態で選択します。全履歴(最新ファイルのものを除く)を削除するには option(Alt)+shift キーを押した状態で履歴エントリのどれかを選択します。いずれも削除前に確認のアラートが表示されます。

[取り込みファイル: 場所]ボタン/表示
現在開いているファイルの場所がフルパス形式で表示されます。選択してクリップボードに保存できます。表示が隠れる場合はパネルをリサイズしてください。
「場所:」ボタンをクリックすると、macOSでは Finder ウィンドウを開きデータファイルを選択状態にします。Windows ではエクスプローラー・ウィンドウを開きデータファイルを選択状態にします。〖ROBO6追加機能〗

[取り込みファイル: 区切り]ドロップダウンリスト
データファイルのフィールド区切りの種類を指定できますが、通常は「自動判別」としておいてください。

[取り込みファイル: 文字コード]表示
現在開いているファイルの文字コードがエンコーディング方式で表示されます。 「UTF-8」、「UTF-8 (BOM付き)」、「Shift_JIS」のどれかです。

注意1:組版ROBO7では「UTF-8 」(できれば BOM 付き)のデータファイルを使用することを強く推奨します。Shift_JISでは環境依存文字が入り込み文字化けが生じる可能性があるからです。
注意2:Shift_JIS (ANSI)で保存した半角英数約物( ASCII 文字)だけからなるファイルは「UTF-8 」( BOM 無し)とみなされることがあります。データ処理には問題はありません。

[開始レコード番号]値入力
取り込み実行時の開始レコード番号を指定します。右隣りにある4つのアイコンボタン(左から「最初のレコード」「前のレコード」「次のレコード」「最後のレコード」)でも操作できます。
この値によりレコードリストの内容が更新されます。

[停止レコード番号を指定]チェックボックス/値入力
取り込み実行時の停止レコード番号を指定できます。チェックを入れて実行を終えるレコード番号を入力してください。

[レコードリスト(パネルに項目名はありません)]リスト/チェックボックス
適切な「取り込みファイル」が読み込まれたときに、レコード単位でデータベースの内容が表示されます。各エントリの先頭についている「数字:」はフィールド位置を示すものでデータ内容ではありません。
パネル下部の「セット」ボタンをクリックする代わりにフィールドのエントリをダブルクリックしても割り当てができます。

[役割]ドロップダウンリスト/チェックボックス〖ROBO6変更機能〗
選択中のひとつのオブジェクト(ひな型)に対してレコードのフィールドデータを取り込みながら配列する要素「繰り返し」か見出し要素「見出し(変化により強制改ページ)/見出し」かページ番号要素「ノンブル(対象位置不動)/ノンブル(ページごとに対象位置を左右切替)」かの役割を指定します。この指定は「セット」ボタンをクリックしたときに「割り当て情報」に付加されます。

[空フィールドの場合は空文字を出力]チェックボックス
文字オブジェクトに対してこのオプション付きで割り当てると、取り込みフィールドが空データの場合に空文字を配置します。オプション指定がなければ何も配置しません。
このオプションは「セット」ボタンをクリックしたときに「割り当て情報」に付加され有効となります。

[文字幅自動調整]チェックボックス
エリア内文字またはパス上文字に対してこのオプション付きで割り当てると、実行時に文字幅が自動調整されます。調整処理は割り当て時の「文字幅自動調整」パネルの設定に基づきます。
このオプションは「セット」ボタンをクリックしたときに「割り当て情報」に付加され有効となります。

注意:フィールドや役割、オプションを変更しても「セット」ボタンをクリックするかレコードリストのエントリをダブルクリックしない限りオブジェクトに対する割り当ては決定/更新しません。

[割り当て情報]表示
割り当て済みオブジェクト(ひな型)のひとつを選択しているときに、割り当てたフィールド番号やオプションとそのパラメータなどの情報を表示します。

[セット]ボタン
選択中のオブジェクト(ひな型)に対して上記設定の割り当てを決定します。他のパネルでの割り当ては解除されます。
 「セット」ボタンをクリックする代わりにレコードリストのフィールドのエントリをダブルクリックしても割り当てができます。

[リセット]ボタン
選択中のオブジェクト(ひな型)に対して本パネルにより割り当てられた設定を解除します。

ここからは「ページ設定」欄の項目です。

[配列を配列する]チェックボックス
配列をひとかたまりとしたさらなる配列(配列の配列)の設定ができます。
このオプションを指定すると左隣の「配列/配列の配列」セグメントコントロール(Mac)またはドロップダウンリスト(Windows)が有効になります。これにより「ページ設定」欄の「配列」と「配列の配列」の設定項目を切り替えることができます。
このオプションの併用方法は「配列を配列する」のページをお読みください。

「配列を配列する」オプションが指定されていないか指定されて「配列」選択ときの「ページ設定」欄の項目は次の通りです。

[配列]の[単位幅・単位高]値入力/ボタン
配列する単位となる矩形領域の幅と高さを指定します。
「選択対象から取得」ボタンをクリックすると、ドキュメント上で選択中のオブジェクトを囲む最小長方形の幅と高さが入ります。選択オブジェクトを変更したときなど必要に応じてクリックしてください。

ヒント:ドキュメント単位(pt, mm など)付きの入力欄においては、現在の単位以外による入力は現在の単位で換算した結果で表示されます。加減乗除(+ -*/ )も可能です。

[配列]の[ヨコ空き・タテ空き]値入力
水平・垂直方向に配列する矩形領域間のスペースを指定します。

[配列]の[ヨコ数・タテ数]値入力/ボタン/チェックボックス〖ROBO6追加機能〗
水平・垂直方向に配列する数を指定します。
4つのアイコンボタンで配列の順序を指定します。順序はアイコンのジグザグ矢印で示すとおりです。
「ガイドを表示」オプションを指定すれば、ドキュメント上に「ページ設定」欄の設定に応じたガイドラインが表示されます。
配列順序はZ字形、N字形(またはそれらの反転字形)ラインで示します。さらに「串刺し面付け」オプション指定時にはガイドの中心に円形マークが追加表示されます。
ガイドが表示されるのは配列単位となるオブジェクトが選択されている場合に限ります。

「ページ設定」欄の各設定値(ヨコ数・タテ数など)とひな型ドキュメント上での配列のガイド表示とは常に同期します。ドキュメントの「取り消し/やり直し」によりガイド表示が変化すれば同パネルの各設定値もそれに応じて変化します。
また、ひな型ドキュメントを「ガイドを表示」オプション付きで保存しておけば、次回開いたときに「ページ設定」欄の各設定値は、ひな型ドキュメント上の配列のガイド表示のデータにより復元されます。

ヒント:配列するひな型オブジェクトの位置に合わせてガイドを再描画するにはオブジェクトを選択した状態で配列順序を指定するアイコンボタンをクリックするか「ガイドを表示」をチェックし直してください。

[配列]の[全幅・全高]値入力/チェックボックス
上記項目の設定に応じて配列後の全幅と全高が表示されますが、「全幅・全高」値を変更することで「ヨコ空き・タテ空き」値が変化します。
「単位サイズ以上は固定」オプションを指定すると、「全幅・全高」値の方を固定してその他の要素を変更することができます。ただし全幅は単位幅以上、全高は単位高以上に限定されます。

[配列]の[串刺し面付け]チェックボックス〖ROBO6追加機能〗
串刺し面付けでのレコードの取り込み結果順は、各ページの同位置に配置されるオブジェクトごとに1ページ目から最終ページへと串刺す方向に進み、これをヨコタテ配列数分繰り返す順序になります。
このときガイドが表示されていればガイドの中心に円形マークが追加表示されます。
詳細については「串刺し面付け」のページをご覧ください。

注意1:串刺し面付けの結果として、配列への取り込みレコード番号は各ページごとに飛びが生じます。
注意2:「配列を配列する」オプション指定時には「配列」(子配列)の「串刺し面付け」チェックボックスは「配列の配列」(親配列)側に移ります。

「配列を配列する」オプションが指定されて「配列の配列」ときの「ページ設定」欄は次の通りです。

[配列の配列]の[配列幅・配列高]値表示
「配列」を配列する単位となる「配列」領域の幅と高さを表示します。
これらの値は「配列」の「全幅・全高」と一致します。

[配列の配列]の[ヨコ空き・タテ空き]値入力
水平・垂直方向に「配列」の配列をする「配列」領域間のスペースを指定します。

[配列の配列]の[ヨコ数・タテ数]値入力/ボタン/チェックボックス〖ROBO6追加機能〗
水平・垂直方向に「配列」の配列をする数を指定します。
4つのアイコンボタンで「配列」の配列の順序を指定します。順序はアイコンのジグザグ矢印で示すとおりです。
「ガイドを表示」オプションを指定すれば、ドキュメント上に「ページ設定」欄の設定に応じたガイドラインが表示されます。
配列順序はZ字形、N字形(またはそれらの反転字形)ラインで示します。さらに「串刺し面付け」オプション指定時にはガイドの中心に円形マークが追加表示されます。
ガイドが表示されるのは配列単位となるオブジェクトが選択されている場合に限ります。

「ページ設定」欄の各設定値(ヨコ数・タテ数など)とひな型ドキュメント上での配列のガイド表示とは常に同期します。ドキュメントの「取り消し/やり直し」によりガイド表示が変化すれば同パネルの各設定値もそれに応じて変化します。
また、ひな型ドキュメントを「ガイドを表示」オプション付きで保存しておけば、次回開いたときに「ページ設定」欄の各設定値は、ひな型ドキュメント上の配列のガイド表示のデータにより復元されます。

ヒント:配列するひな型オブジェクトの位置に合わせてガイドを再描画するにはオブジェクトを選択した状態で配列順序を指定するアイコンボタンをクリックするか「ガイドを表示」をチェックし直してください。

[配列の配列]の[全幅・全高]値入力/チェックボックス
上記項目の設定に応じて「配列」の配列後の全幅と全高が表示されますが、「全幅・全高」値を変更することで「ヨコ空き・タテ空き」値が変化します。
「配列サイズ以上は固定」オプションを指定すると、「全幅・全高」値の方を固定してその他の要素を変更することができます。ただし全幅は単位幅以上、全高は単位高以上に限定されます。

[配列の配列]の[串刺し面付け]チェックボックス〖ROBO6追加機能〗
「配列」(子配列)内では通常の配列順でレコードが取り込まれます。
「配列の配列」(親配列)単位で見ると、 「[配列]の[串刺し面付け]」と同様に1ページ目から最終ページへと串刺す方向に進み、これをヨコタテ親配列数分繰り返す順序になります。
このときガイドが表示されていればガイドの中心に円形マークが追加表示されます。
詳細については「串刺し面付け」のページをご覧ください。

注意1:串刺し面付けの結果として、子配列への取り込み開始レコード番号は各ページごとに飛びが生じます。
注意2:「配列を配列する」オプション指定時には「配列」(子配列)の「串刺し面付け」チェックボックスは「配列の配列」(親配列)側に移ります。

ここからは処理実行関連の項目です。

[開始レコード番号を固定]チェックボックス
このオプションが指定されていなければ、以下のボタンによる取り込み処理が実行されるたびに「開始レコード番号」欄の値が処理レコード分だけ加算されます。指定しておくと、取り込み処理後も「開始レコード番号」を処理前の値に保つことができます。

[結果に割り当て情報を残す]チェックボックス
このオプションが指定されていれば、以下のボタンによる配列処理が実行されたときに、結果のオブジェクトにはひな型オブジェクトの割り当て情報がそのまま残ります。一方、指定されていなければ配列オブジェクトの割り当て情報は消去されます。
ただし「繰り返し」の割り当て済みであっても非選択(配列対象外)のひな型オブジェクトの割り当て情報は消去されません。また[1レコード取込]ではこのオプションによらず常に割り当て情報は残ります。

[1レコード取込]ボタン
上記項目の設定に基づいて、現在選択中の割り当て済みオブジェクトに「開始レコード番号」の1レコードを取り込みます。

[1ページ取込]ボタン
上記項目の設定に基づいて、現在のドキュメント上で「ヨコ数・タテ数」分(1ページ分相当)の取り込み配列を実行します。ファイルの最終レコードか停止レコードに至ればそこで終了します。
「串刺し面付け」指定時は使用不可(グレーアウト)になります。

[アートボード数の上限(1ドキュメントあたり)]値入力
次項「アートボードを追加して指定(全)ページ取込...」ボタンおよび「ドキュメントファイルを追加して全ページ取込...」ボタンによる処理において、1ドキュメントあたりに追加する最大アートボード数(ページ数)を指定します。
ここでいうページとはパネルの「ページ設定」欄による処理単位を指します。  

注意:Illustrator のアートボードの最大数は CC 2017 以前は 100 、 CC 2018 以降は 1000 です。ただし実際に配置可能なアートボード数はそのサイズやカンバス内の位置に依存します。最大効率で納めるためにはひな型となるアートボードをカンバス左上に置くことをお勧めします。

[アートボードを追加して指定(全)ページ取込...]ボタン
前項「アートボード数の上限(1ドキュメントあたり)」の値までアートボードを追加して取り込み配列を実行します。ファイルの最終レコードか停止レコードに至ればそこで終了します。

ヒント:実行後に Illustrator の「アートボード」パネルを開いてリストの各エントリ左端の番号部分をダブルクリックするか、Illustrator の「ナビゲーター」パネルによって各ページに対応するアートボードに簡単にアクセスできます。

[ドキュメントファイルを追加して全ページ取込...]ボタン
上記項目の設定のもとで、現在のドキュメントをひな型として複数ファイルに渡り取り込み配列を実行します。「アートボード数の上限(1ドキュメントあたり)」を超えた時点で新たにドキュメントが作成されファイルとして保存されます。

ヒント:旧バージョン「組版ROBO4」のように1ドキュメント=1ページとする場合には「アートボード数の上限(1ドキュメントあたり)」の値を 1 としておいてください。

注意:この処理をおこなう前にひな型となるドキュメントを保存しておく必要があります。またひな型のドキュメント以外は閉じておいてください。

 


(※1)バーコードについては組版ROBO7単体ライセンス製品では対象外です。