組版ROBO7:レコード順次取り込み配列>画像配置

インデクス

ここでは、データベースの画像ファイル名またはそのパスによって実際の画像ファイルを取り込んで配置(※1)する方法を2通り説明します。
以下の説明では「レコード順次取り込み配列>基本操作」 のステップ D までと並行しています。
他のオブジェクトとの並行配列も可能です。
複合した例は「レコード順次取り込み配列>複合的な例」ページをお読みください。

ここの例はプレーンな画像についてですが、Illustratorの「オブジェクト>クリッピングマスク>作成」メニューコマンドを適用したものにも対応できます。
またIllustratorの「透明」パネルによる不透明マスク処理を施したオブジェクトの例は「不透明マスクを施したオブジェクトへ取り込む」のページを参照してください。〖ROBO6追加機能〗

A.画像による画像配置指定:

配置したひな型の画像を取り込み口としてフィールドデータの画像を配置する方法です。
ひな型と同じフォルダ内の画像であれば画像ファイル名のデータだけで配置できます。同画像フォルダがデータファイルとは別の場所にあってもファイルのパスを記述する必要はありません。

以下ではリンク配置の例を示します。
埋め込み(非リンク)配置のひな型でも取り込み可能ですが、複数レイヤーからなる画像をひな型とする場合には Illustrator の読み込みオプションで必ず1つの画像に統合して配置してください。
→「埋め込み(非リンク)配置画像をひな型とする際の注意点」参照

  1. 「 Illustrator >ファイル>配置...」コマンドメニューによって「ROBO7チュートリアル」フォルダの「strawberry.png」をリンク配置(※3)します。
    配置画像は適当にリサイズしてください。ここでは 10% とします。 (画像の回転やシアーも試してください)

    注意:リンク配置する画像ファイルは(一元管理しているのでなければ)ドキュメントファイルと同じフォルダかそれより下の階層のフォルダに置くことをお勧めします。 (※2)

  2. 配置画像を選択した状態でレコードリストのフィールド 6 を選びます。

    注意:各レコードのフィールド 6 の内容はステップ 1 で配置したひな型画像と同じフォルダに実在する画像ファイル名になっています。å¥

  3. 「役割」プルダウンリストから「繰り返し」を選びます。
  4. 「セット」ボタンをクリックします。この結果、「割り当て情報」欄に「フィールド番号: 6」と表示されます。
    「セット」ボタンをクリックする代わりにレコードリストのフィールドのエントリをダブルクリックしても割り当てができます。

  5. パネルの「開始レコード番号」が 1 で、「停止レコード番号を指定」のチェックは外れていること、および「ページ設定」を確認して「基本操作」のステップ E 以降をお試しください。
    図はパネルの「1ページ取込」ボタンをクリックした結果です。
    配列画像はひな型とおなじ拡大縮小率で各画像枠の中心を基準に配置されます。

    ヒント:Illustrator の「変形」や「効果」適用も継承されます。

B.埋め込み(非リンク)配置画像をひな型とする際の注意点:

複数レイヤーからなる画像(※4)をひな型とする場合には必ず1つの画像に統合して配置してください。(※5)
以下は Adobe Photoshop で作成した複数レイヤーからなる画像 .psd ファイルを埋め込み(非リンク)配置するときの例です。

  1. 「 Illustrator >ファイル>配置...」コマンドメニューによるダイアログボックスでファイルを選択したら「オプション」を表示し、「読み込みオプションを表示」をチェックした上で「配置」ボタンをクリック。


  2. 読み込みオプションのダイアログボックスが開いたら、「複数のレイヤーを1つの画像に統合」を選択した上で「OK」ボタンをクリックして配置。

C.文字による画像配置指定:

特定の文字オブジェクトを取り込み口としてフィールドデータの画像ファイルを配置する方法です。
「基本操作」でのひな型文字と並べて置いても構いませんが、ここでは新規ドキュメント上でおこないます。

  1. 「基本操作」のステップ B で「=image」(すべて半角文字)という内容でエリア内文字を配置し選択状態にします。→ステップ5図の①(以下同)
    ここではリンク配置の例を示しますが、埋め込み(非リンク)で配置する方法もあります。

    配置オプションなども含め詳細は「文字指定による画像配置」ページをご覧ください。 【ROBO7変更機能】

    この例のようにオプション文字省略時は長方形エリア文字の短辺に合わせた画像サイズで取り込まれます。(旧バージョン互換)

  2. 文字「=image」を選択した状態でレコードリストのフィールド 6 を選びます。
  3. 「役割」プルダウンリストから「繰り返し」を選びます。
  4. 「セット」ボタンをクリックすると、フォルダ選択ダイアログボックスが表示されますので、目的の取り込み画像ファイルを含むフォルダを選択してください。【ROBO7変更機能】
    ここではホームフォルダの「書類/ドキュメント(Documents)」フォルダに置いた「ROBO7チュートリアル」フォルダを選択します。(下図)

              <macOS でのフォルダ選択ダイアログボックス>

    互換性: 「キャンセル」すると現在のデータファイルがあるフォルダが指定されます(デフォルト)。これは旧バージョンとの互換性のためです。
    その場合には、データファイルと同じフォルダに取り込み画像ファイルが存在する必要があります。

  5. 結果として、「割り当て情報」欄に次のように表示されます。

    macOS では「フィールド番号: 6, フォルダ: ~/Documents/ROBO6チュートリアル/」
    Windows では「フィールド番号: 6, フォルダ: %USERPROFILE%\Documents\ROBO6チュートリアル\」など。

    ここで、「フォルダ:」以下は画像フォルダのパスを表し、macOSでの "~"(チルダ記号)および Windowsでの環境変数 "%USERPROFILE%" はそれぞれの環境でのホームフォルダを表しています。
    例えば、"~"(チルダ記号) は "/Users/[User Name]"、"%USERPROFILE%" は "C:\Users\[User Name]" のように解釈されます。
    なお、フォルダ選択ダイアログボックスでキャンセルした場合のデフォルトフォルダ(データファイルと同)のパスは表示されません。

    「セット」ボタンをクリックする代わりにレコードリストのフィールドのエントリをダブルクリックしても割り当てができます。

    下図は Windows 環境での割り当て情報の表示です。


  6. ここで、PDF や複数レイヤーからなるファイルを取り込む際に配置の読み込みオプションを指定する場合は「文字指定による画像配置>配置の読み込みオプションを指定する場合」をお読みください。
  7. パネルの「開始レコード番号」が 1 で、「停止レコード番号を指定」のチェックは外れていること、および「ページ設定」を確認して「基本操作」のステップ E 以降をお試しください。
    図はパネルの「1ページ取込」ボタンをクリックした結果です。

    注意:リンク配置する画像ファイルは(一元管理しているのでなければ)ドキュメントファイルと同じフォルダかそれより下の階層のフォルダに置くことをお勧めします。 (※2)


(※1)Adobe Photoshop で作成保存、コピー保存または書き出し可能でかつ Illustrator で配置可能なすべての画像フォーマットに対応しています。また、PDF書類についてはリンク配置および「文字指定による画像配置」ページによる方法に対応しています。埋め込み(非リンク)配置には対応していません。
(※2)リンク配置画像を含むドキュメントファイルは、「 Illustrator >ファイル>パッケージ...」メニューコマンドを用いて「リンクをコピー」オプション付きで保存すると画像ファイルも複製してドキュメントファイル下のフォルダに内包します。( Illustrator の仕様)
(※3)リンク配置するには Illustrator の配置画像選択時のオプションで「リンク」をチェックします。
(※4)Adobe Photoshop(.psd, .psb)、TIFF(.tif) 画像など。
(※5)複数レイヤーの画像を統合せずに非リンクで配置するとレイヤーごとの画像オブジェクトグループができて、それに対して組版ROBO7 のデータ割り当てをすると、そのグループ内のすべてのひな型画像に同じ画像が取り込まれる結果になります。