組版ROBO7:取り込みデータにおける特殊キャラクタの表記法

インデクス

「組版ROBO7」で利用可能なデータファイルにおいて、改行やタブ、バーコードデータ(※1)の連結子など特殊キャラクタの表記方法について説明します。

注意:表記はすべて半角文字とします。

改行やタブなどの表記法:

以下の例は「ROBO7チュートリアル」フォルダの「data_特殊キャラクタ.txt」ファイルに納めてあります。最も簡便な「任意取り込み」で開いてお試しください。

ハードリターン( enter/return キーによる改行)を取り込みデータに含める場合

例 1 : こんにちは<CR>はじめまして
例 2 : こんにちは<LF>はじめまして
例 3 : こんにちは<CR><LF>はじめまして

いずれの表記でも Illustrator のドキュメント上には「こんにちは」と「はじめまして」の間にハードリターン( enter/return キーによる改行)を入れて出力されます。(下図)
通常は例 1 の<CR>を用いてください。


(※2)
ソフトリターン( shift+enter/return キーによる改行)を取り込みデータに含める場合

例: こんにちは<ETX>はじめまして

Illustrator のドキュメント上には「こんにちは」と「はじめまして」の間にソフトリターン( shift+enter/return キーによる改行)を入れて出力されます。(下図)

(※2)
水平タブを取り込みデータに含める場合

例 1 : 夏目漱石<HT>草枕
例 2 : 夏目漱石<TAB>草枕

いずれの表記でも Illustrator のドキュメント上には下図のように「こんにちは」と「はじめまして」の間にタブスペースを入れて出力されます。(下図)

おもな制御文字の表記法と機能をまとめます。

(※3)

<CR> — Carriage Return (復帰。 Illustrator では enter/return キーによるハードリターンに対応)
<LF> — Linefeed (改行)
<ETX> — End of Text ( Illustrator では shift+enter/return キーによるソフトリターンに対応)
<HT>または<TAB> — Horizontal Tab (水平タブ)

注意:他の制御文字については、 ASCII/JIS コード表で使用されている略記を「<」と「>」で囲んだものが有効ですが、原則として上記以外のものは使用しないでください。 Illustrator のドキュメント上でどのような結果を招くかわかりません。ただしバーコード作成時の制御コードでは例外です。(※1)

ヒント:Microsoft Excel でのセル内改行は、「タブ区切り」または「コンマ区切り」(CSV)形式で書き出すとすべて実改行になります。セル内改行部分を取り込み時に反映させたい場合は、「<CR>」表記に置き換えたファイルを用いてください。

上記の制御文字の表記法そのものを文字データするには、開始キャラクタ「<」のあとに「<;>」を挿入してください。
「;」のあとには覚え書きを置くこともできます。「<;(覚え書き)>」はデータのどこにあっても出力時に除外されます。(※4)

例: <<;>CR> — Carriage Return

Illustrator のドキュメント上にはハードリターンではなく、文字「<CR>」が出力されます。


例: <<;水平タブ>TAB> — Horizontal Tab

Illustrator のドキュメント上にはタブスペースではなく、文字「<TAB>」が出力されます。


2つのパートからなるバーコードデータの表記法(※1):

コードデータが2つのパートから成るバーコードオブジェクトにデータを取り込む場合には、2つのデータを「&(アンパサンド)」で連結してください。

例: 「JAN13 (EAN13),アドオン」で本体が 490777777777 、アドオンが 77777 の場合のデータは次のように記述します。

490777777777&77777


ヒント:表計算ソフト上で2つのパートのセルを「&」で連結したセル( [ =A1&"&"&B1] など)をテキスト形式で書き出すことをお勧めします。

もし連結子「&」より前方のデータ内にアンパサンド自体を込めたい場合にはアンパサンドを重ねたデータを用意してください。

例: 「GS1 データバー タイプ3, CC-A」でリニア部が (01)04901234567894(30)a&123 、2D部が (90)12BCR41 の場合のデータは次のように記述します。

(01)04901234567894(30)a&&123&(90)12BCR41

 


(※1)組版ROBO7単体ライセンス製品は対象外です。 バーコード用制御コードについては対応するパネルの「入力用制御コード」ドロップダウンリストをご覧ください。
(※2)ハードリターンとソフトリターンの違いを示すために Illustrator の「段落」パネルで「1行目左インデント」を1文字分設定しています。 またドキュメント上で制御文字をアイコン表示するには「 Illustrator >書式>制御文字を表示」メニューを選択してください。( Illustrator のバージョンによってアイコンの表示が異なります)
(※3)Carriage Return (復帰)と Linefeed (改行)の意味は異なりますが、 環境によりどちらか一方だけでも復帰改行の意味を持ちます。 Illustrator でのハードリターンは Carriage Return (コード: 0D )です。またソフトリターンは End of Text (コード: 03 )です。
(※4)制御文字を扱わないバーコードのデータは除きます。